{"created":"2023-05-15T14:45:14.072428+00:00","id":61814,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"f60de495-7cd4-480f-a22c-bd3fc2feac17"},"_deposit":{"created_by":1,"id":"61814","owners":[1],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"61814"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:repo.qst.go.jp:00061814","sets":["10:29"]},"author_link":["611850","611849"],"item_10005_date_7":{"attribute_name":"発表年月日","attribute_value_mlt":[{"subitem_date_issued_datetime":"2006-05-17","subitem_date_issued_type":"Issued"}]},"item_10005_description_5":{"attribute_name":"抄録","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"核医学を始めとするこれまでの生体イメージングは、内在遺伝子の発現変化に基づく生体分子の量的質的変化や生体機能の変化を画像化しようとするものと捉えることができる。内在遺伝子のイメージングは生体内の遺伝子発現状況を直接示し、生体の状態把握に大変有効であるが、任意の遺伝子の発現を画像化するには多大な労力と時間を要する。一方で、現在急速に発展を見せているin vivo reporter gene imagingは外部導入遺伝子の発現を画像化しようとする方法である。Reporter geneの手法はreporterタンパクを標的タンパクと同時に、またはそれに代えて発現させ、その活性から標的タンパクの発現量を知ろうとするもので、これまでluciferaseやGFPなどをreporterとしてin vitroや培養細胞で広く用いられてきた。In vivo reporter gene imagingでは生体内で用いるための制限があるが、移植細胞の体内動態、導入遺伝子の発現量、promoter活性などのモニタリングが可能である。\nPET・SPECTを用いるin vivo reporter gene systemでは、特に人体での使用も視野に入れた場合、プローブに関しては、安全に投与できる放射能標識プローブが製造・入手可能なことや放射能標識プローブがターゲット組織に到達すること、また、reporter geneに関しては、発現により生理的な影響が現れない、または軽微であることや、内在性タンパク質の発現が限局されており、関心領域にみられないことなどが要求される。PETやSPECTを用いるin vivo reporter gene system として、これまでHSVtkを始めとして、数種類が開発されているが、それぞれのシステムは使用する放射性プローブの体内分布や内在性遺伝子の発現部位などに特徴を持ち、目的に応じた使い分けが必要となっている。\n我々は、広範囲の組織で使用可能でかつ安全なPET in vivo reporter gene systemの必要性を感じ、新しいシステムの開発を試みた。このシステムではプローブとしてF-18標識fluoroestradiol (FES)を、reporterとしてはヒトestrogen receptorのligand binding domain(hERL)を選択した。FESは低分子で脂溶性が高く、脳を含め全身に到達することができる。また、すでに乳ガンの診断薬として人体に使用されており、製造法、体内分布などについて十分な情報が存在する。hERLはヒトのタンパク質であるため免疫原性を持たず、また、ligand binding domainのみを使用しているため、転写因子としての機能を失っており、発現により生理的な影響をもたらすとは考えられない。Estrogen receptorが高濃度に発現するのが乳腺、子宮などに限られているのも利点である。このように、本システムの設計にあたっては、in vivo reporter gene systemとしての必要条件をできるだけ満足するよう配慮した。治療遺伝子とhERLを同時に発現するplasmid vectorを培養細胞に導入すると、治療遺伝子とhERLが同時に発現し、2つのタンパクは増減をともにした。すなわち、hERLの発現量から治療遺伝子の発現量を推測することが可能であった。また、治療遺伝子とhERLを発現する細胞が動物の体内でFESを特異的に取り込むことが確認された。さらに、誘導発現系を用いてhERLを導入したES細胞では、hERLの発現誘導下でin vitro、in vivoでFESを特異的に集積した。\nin vivo reporter gene imagingは、現在小動物での利用が進んでおり、機器の改良や新しいシステムの開発を受けて、将来大きく展開することが期待されるが,そのヒトへの適用には、遺伝子治療をはじめとして、人体に遺伝子を導入することが社会的に承認されることが必要であり、今後さらなる検討が望まれる。","subitem_description_type":"Abstract"}]},"item_10005_description_6":{"attribute_name":"会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等)","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"第45回日本生体医工学学会","subitem_description_type":"Other"}]},"item_access_right":{"attribute_name":"アクセス権","attribute_value_mlt":[{"subitem_access_right":"metadata only access","subitem_access_right_uri":"http://purl.org/coar/access_right/c_14cb"}]},"item_creator":{"attribute_name":"著者","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"古川, 高子"}],"nameIdentifiers":[{"nameIdentifier":"611849","nameIdentifierScheme":"WEKO"}]},{"creatorNames":[{"creatorName":"古川 高子","creatorNameLang":"en"}],"nameIdentifiers":[{"nameIdentifier":"611850","nameIdentifierScheme":"WEKO"}]}]},"item_language":{"attribute_name":"言語","attribute_value_mlt":[{"subitem_language":"jpn"}]},"item_resource_type":{"attribute_name":"資源タイプ","attribute_value_mlt":[{"resourcetype":"conference object","resourceuri":"http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f"}]},"item_title":"分子イメージング・レポータージーン","item_titles":{"attribute_name":"タイトル","attribute_value_mlt":[{"subitem_title":"分子イメージング・レポータージーン"}]},"item_type_id":"10005","owner":"1","path":["29"],"pubdate":{"attribute_name":"公開日","attribute_value":"2006-09-29"},"publish_date":"2006-09-29","publish_status":"0","recid":"61814","relation_version_is_last":true,"title":["分子イメージング・レポータージーン"],"weko_creator_id":"1","weko_shared_id":-1},"updated":"2023-05-15T21:38:00.106006+00:00"}