@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061806, author = {斉藤, 彩 and 石田, 有香 and 大町, 康 and その他 and 石田 有香 and 大町 康}, month = {Sep}, note = {〔背景と目的〕妊娠動物に放射線を照射すると胎仔中枢神経系の形成に様々な異常が誘導される。本研究では放射線照射の影響とその系統差を小脳形成に焦点を絞って検索した。〔方法〕妊娠13.5日のBALB/cAおよびC57BL/6Jマウスにγ線1.5Gyを全身照射し、妊娠14.5日、16.5日、18.5日、生後0日、3日、7日、10日、28日齢の胎仔または新生仔の脳を採材した。ホルマリン固定パラフィン切片について、病理組織学的検索、アポトーシス検索(TUNEL法)および免疫染色(Phospho-H3)を行った。〔結果と考察〕放射線暴露BALB/cマウスでは、生後3日から10日に小脳虫部の分子層、外顆粒層およびプルキンエ細胞層の部分的な菲薄化と欠損が認められた。生後28日には小脳虫部Lobule ?・?〜?に及ぶ重度の欠損となった。組織学的には主に分子層の形成不全で、顆粒細胞層が露出している部分も認められた。照射C57BL/6Jマウスには異常は認められなかった。照射24時間後(14.5日)にBALB/c、C57BL/6Jともに小脳原基のventricular zoneでアポトーシス細胞が認められたが、その数はBALB/cが多かった。妊娠16.5日、18.5日、生後0日ではアポトーシス細胞はほとんど認められなかった。この時期ではPhospho-H3陽性細胞数には系統による差はなかったが、外顆粒層付近ではC57BL/6Jの方が多い傾向があった。以上から、BALB/cに誘発された小脳虫部形成異常の原因として、γ線照射直後に生じる小脳原基ventricular zone細胞の高いアポトーシス感受性が推測された。, 第49回日本放射線影響学会}, title = {γ線胎児期被ばくによるBALB/cマウス小脳虫部形成異常}, year = {2006} }