@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061805, author = {菅, 幹生 and 小畠, 隆行 and 池平, 博夫 and その他 and 菅 幹生 and 小畠 隆行 and 池平 博夫}, month = {Sep}, note = {疾病や機能障害と生体組織の物理的性状が関連することから、生体弾性率の分布情報は診断や治療経過を観察する上で1つの指標となる。生体組織弾性率を非侵襲的かつ定量的に計測する手法としてMR Elastography(MRE)法が提案され、新しい生体物理計測法として注目されている。本研究では、生体組織の粘弾性率分布を測定することを目的に全身用MRI(GE SIGNA EXCITE 3.0T)を用いて弾性率分布測定装置を試作した。MREシステムでは昨永大省内部に弾性波を発生させる必要があるため、対象を載せるアクリル製の台を圧電素子で周波数200〜1kHz、振幅約10μmで振動させる外部加振装置を開発した。外部加振装置は、撮影対象表面と平行な方向に振動を加えることで主に横波を発生させる装置と、撮影対象表面と垂直な方向に振動を加えることで主に縦波を発生させる装置の2種類とした。また、弾性波による変位量をMR信号の位相変化量として観察するために、グラディエントエコーシーケンスに外部加振と同じ周波数で振動する磁場、Motion-Sensitizing-Gradiwnts(MSG)、を付加したシーケンスを作成した。弾性率分布情報は、得られた弾性波画像から局所波長などを測定することにより定量的に求めることができる。実験では直径と高さがそれぞれ約120mmと60mmの円柱型寒天ゲルに直径10mmと21mmの寒天含有率の高い円柱状ゲルを埋め込んだファントムと、寒天ゲルにブタの摘出肝を内包させたファントムを対象として弾性波画像を撮影した。2種類の外部加振装置を用いて撮影したファントムの弾性波画像には、やわらかい寒天の領域では波長が短く、固い領域では波長が長い弾性波が発生していることが観察ができた。一方、ブタの摘出肝の領域では横波用の外部加振装置を用いた場合には表面から10mm程度しか弾性波を観察することができないが、縦波用の外部加振装置では深部まで弾性波を観察することができた。生体組織の深部領域を観察する場合には縦波用の外部加振装置が有効であることが示唆された。, 第34回日本磁気共鳴医学会大会(JSMRM2006)}, title = {3T MRIを用いた生体弾性率測定装置の試み}, year = {2006} }