@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061791, author = {柿沼, 志津子 and 小玉, 陽太郎 and 甘崎, 佳子 and 山内, 一己 and 東海林, 裕 and 小島, 周二 and 新井, 正美 and 今岡, 達彦 and 西村, まゆみ and 島田, 義也 and 柿沼 志津子 and 小玉 陽太郎 and 甘崎 佳子 and 山内 一己 and 東海林 裕 and 新井 正美 and 今岡 達彦 and 西村 まゆみ and 島田 義也}, month = {Sep}, note = {【目的】DNAミスマッチ修復(MMR)遺伝子の欠損は、複製時に生じるミスマッチによってがん関連遺伝子にフレームシフトや点突然変異を蓄積する。このMMR遺伝子の欠損は、ヒトの遺伝性非腺腫症性大腸癌(HNPCC)の原因であり、TGFbRIIやBAXなどのモノヌクレオチドリピートにフレームシフト変異が起こる。一方、MMR遺伝子のホモ欠損タイプでは小児のTまたはB細胞白血病を起こすことが報告されているが、その標的遺伝子はまだ明らかではない。昨年の本大会では、Mlh1-/-マウスのT細胞白血病ではTgfbrIIのフレームシフト変異が無く、Msh2-/-マウスのT細胞白血病とは、発がんの原因遺伝子が異なることを示した。そこで、Mlh1-/-マウスのT細胞白血病において、MMR遺伝子の異常に起因する発がん原因遺伝子の特定とその変異タイプを明らかにすることを目的とした。 【材料と方法】非照射群および2週齢のMlh1-/-マウスにX線2Gyを全身照射した群について飼育観察し、発生したT細胞白血病のIkarosについて変異解析を行った。 【結果と考察】自然発生(7個)と放射線誘発(13個)T細胞白血病について原因遺伝子の検索を行ったところ、T細胞の分化に関するマスター転写因子であるIkarosのタンパク発現が75%(15/20)のT細胞白血病で欠失していた。その原因は、Ikaros遺伝子内のモノヌクレオチドリピート配列のフレームシフト変異で、85%(17/20)のT細胞白血病に認められ、ヒト白血病や放射線または化学発がん剤誘発マウスT細胞白血病で報告されたIkarosの変異タイプとは明らかに異なっていた。すなわち、Mlh1-/-マウスのT細胞白血病は、MMR欠損に依存したIkarosの変異が原因であることが明らかになった。, 第49回日本放射線影響学会}, title = {Mlh1欠損マウスに発生するT細胞白血病のIkaros遺伝子の変異解析}, year = {2006} }