@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061769, author = {吉永, 信治 and 吉本, 泰彦 and 青山, 喬 and 菅原, 努 and 森川, 薫 and 吉永 信治 and 吉本 泰彦}, month = {Sep}, note = {【目的】低線量放射線への長期被ばくの影響を評価するために、日本の診療放射線技師約12,000人を対象として1969年からがん死亡が追跡されている。日本人全体や就業者全体の死亡率(人口動態統計)を基準としたSMRによりがん死亡リスクが評価されたが、被ばく線量やそれに代わる指標との関連は十分に検討されていない。本研究では、上記コホートの一部を対象とし、診療放射線技師におけるがん死亡リスクを放射線作業開始年や開始年齢との関連から検討した。【対象と方法】死亡追跡調査コホートのうち、作業歴情報が得られた5,096人を解析の対象とした。生死および死因の情報は戸籍・除籍および死亡診断書によって確認し、がん死亡をエンドポイントとした。解析は、作業開始年および作業開始年齢を説明変数として取り入れた比例ハザードモデルを用いた。【結果】1人あたりの平均追跡期間は27.8年で、がん死亡は合計440例観察された。作業開始年別に全がんのハザード比を見た場合、1950年以降開始群に対して、1940年代開始群で1.39(95%CI:1.03-1.88)、1940年代以前開始群で1.81(95%CI:1.15-2.86)と増加した(p for trend=0.010)。また、白血病の死亡数は18例と少数であったものの、1950年以降作業開始群に対するハザード比は、1940年代開始群で2.61(95%CI:0.38-17.8)、1940年以前開始群で18.8(95%CI:1.19-298)と増加した(p for trend=0.034)。一方、作業開始年齢と全がんや白血病リスクの間に明瞭なパターンは見られなかった。これらの結果は、初期の作業、特に被ばくの個人モニタリングが導入されていない1950年以前の作業における被ばくが相当高かったことを示唆しており、作業歴で再構築した線量に基づいた更なる解析が重要である。, 日本放射線影響学会第45回大会}, title = {診療放射線技師のがん死亡と作業歴の予備解析}, year = {2002} }