@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061762, author = {白石, 久二雄 and 幸, 進 and 坂内, 忠明 and 阿山, 香子 and 新江, 秀樹 and 村松, 康行 and Zamostyan, P.V. and Tsygankov, Nikolay.Y. and Korzun, V.N. and Los, I.P. and 白石 久二雄 and 幸 進 and 坂内 忠明 and 阿山 香子}, month = {Sep}, note = {1986年のチェルノブイリ事故は未曾有の環境汚染に加え、その後の政治、経済、健康影響についても大きなインパクトを残した。今年がちょうど、事故後20年目であり、これまでに多くの研究が実施されている。本研究では汚染地域を含むウクライナ国民の健康維持の観点から、放射性核種ならびに非放射性核種の住民の元素摂取量”に関連した健康影響因子の調査・解明を現地研究者と共同で行った。今回はウクライナ全国の放射性Csと安定体ヨウ素の摂取量について洲(オブラスト)ごとの最終研究結果について報告する。 日常食試料は陰膳方式で約300試料を汚染地域を重点的にウクライナ全国(25洲)から収集した。食事試料の一部は凍結乾燥し、残りは電気炉にて灰化した。ヨウ素分析は乾燥試料を酸素気流下にて熱分解、アルカリ溶液にトラップしたものをICP-MS(誘導結合プラズマ・質量分析法)にて定量分析した。 放射性Csは灰試料を25洲ごとに合併試料を調整し、γ-スペクトロメータで測定した。 25洲別のCs-137の1日1人当たりの摂取量は0.5-570 Bqの範囲(中央値2.2 Bq)あり、チェルノブイリ汚染が高い洲にはCs-134も検出された(N.D.-0.59 Bq)。日本の摂取量は0.1 Bq以下であり、この国の摂取量はいまだに数千倍高い場合があることになる。最大値による年実効線量はICRPの線量換算係数から約3mSvでUNSCEARの自然線源(食事)からの被ばく(0.3mSv)の10倍に相当する。以前に報告したチェルノブイリ汚染地域(ロブノ、ジトミール、キエフ洲)のヨウ素摂取量(30μg)は他の洲に比べて低い傾向にあった。全国の中央値と幾何平均値はそれぞれ44と48μgであり、世界の一般的な栄養所要量(約100 μg)以下であり、平素からの欠乏状況がチェルノブイリ事故後の甲状腺異常に影響したものと推察される。, 日本放射線影響学会第49回大会}, title = {ウクライナ国民のCs-137と安定体ヨウ素の摂取量}, year = {2006} }