@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061756, author = {須尭, 綾 and 辻, 厚至 and 須藤, 仁美 and 相良, 雅史 and 荻生, 俊昭 and 佐賀, 恒夫 and 原田, 良信 and 須尭 綾 and 辻 厚至 and 須藤 仁美 and 相良 雅史 and 荻生 俊昭 and 佐賀 恒夫 and 原田 良信}, month = {Sep}, note = {LEC(Long-Evans Cinnamon)ラットは放射線高感受性で肝がんのモデルとしても知られているが、放射線高感受性に関与する遺伝子はまだ同定されていない。 我々はこれまでにLECラットの放射線感受性遺伝子を同定するために、F344ラットをバックグラウンドとし、LECラットの染色体の断片を導入したコンジェニック系統の作成を行った。各戻し交配世代ラットの中から感受性遺伝子が導入された個体を選別するために、各世代のラットをLECラットと交配し、得られた仔に4.5GyのX線を照射し、30日以内に約半数の仔が死亡した親を放射線感受性遺伝子キャリアーラットと判定し、次の戻し交配に用いた。同時にゲノムの遺伝子解析も行い感受性遺伝子がラットの4番染色体の特定の領域にあることを明らかにした。30のマイクロサテライトマーカー、4つの既知の遺伝子および73のESTを用いて、この放射線感受性遺伝子の領域の詳細なRadiation Hybrid Mapを作成し、この領域を1.2Mbに限定した。このMapを元にこの領域すベてをカバーするBAC(bacterial artificial chromosome)のコンティグを構築した。これらBAC中にはLECラット由来細胞に導入すると生存率やDNA修復が正常レベルに戻るBACクローン(200kb)があることを明らかにした。正常ラットとLECラットでこのBACクローンの領域の比較を行ったが既知の翻訳遺伝子の配列や発現量には差がなかった。このことから、LECラット中の放射線感受性遺伝子が未知遺伝子であると推測される。LECラットの放射線感受性遺伝子の同定は、ヒトにおける放射線照射によって引き起こされた生体反応の分子レベルのメカニズムを理解するのに大変役立つと思われる。, 日本放射線影響学会第49回札幌大会}, title = {LECラットの放射線感受性遺伝子のクローニングの試み}, year = {2006} }