@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061737, author = {白川, 芳幸 and その他 and 白川 芳幸}, month = {Sep}, note = {はじめに: 原子力施設の周囲に設置されている通常のモニタリングポストは線量率(μSv/h,あるいはnGy/hなど)を連続的に測定している。しなしながらγ線の入射方向に関する情報は知ることが出来ない。異常デ−タは発生時にはその原因の迅速な特定が必要であり,方向情報は極めて有用である。これを可能にする検出γ線検出器を試作した。 原 理:γ線の入射方向によってA,B,Cのシンチレ−タで生じる光電吸収の個数が変化する。これはスペクトルのピ−ク面積の変化となる。全光電吸収の個数をT,各シンチレ−タでの個数をA,B,Cとすると比率R(A/T, B/T, C/T)は入射方向の関数となる。 実 験:微弱な線源Am241(60keV),Ba133(356keV),Cs137(662keV),Co60(平均1250keV)を検出器の中心から1mにセットし,30度ずつ回転しながら10分間測定し,スペクトル解析によって比率Rを求めた。また電磁カスケ−ドモンテカルロコ−ドを用いて同様なシミュレ−ションを実施した。両者の比率Rは十分な精度で一致しことにより本検出器は広いエネルギ−領域において入射方向を測定できると分かった。現在,実用機の設計を検討中である。(本研究はJSTの支援を受けて実施している。), 第67回応用物理学会学術講演会}, title = {3種シンチレータを用いた方向性γ線検出器}, year = {2006} }