@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061710, author = {藤田, 和子 and 王, 冰 and 赤坂, 喜清 and 石井, 壽晴 and 藤田 和子 and 王 冰}, month = {Jul}, note = {.2006年アポトーシス研究会抄録 成熟Bリンパ球表面に発現するCD180は、Toll様レセプター4(TLR-4)と同様にリポ多糖類(LPS)をリガンドとし、TLR-4のシグナリンをnegative regulate するレセプターとして報告されている。また、in vitro において抗CD180抗体刺激後のリンパ球では放射線誘発アポトーシスが抑制されることが知られている。しかし、CD180は分子量105 kDの小さい分子であり、細胞内部においてシグナリングドメインを持たないため、そのシグナル伝達経路に関しては不明な点が多い。我々は放射線誘発アポトーシスとCD180の関係を明らかにするために、放射線照射マウス脾細胞でのCD180とアポトーシスの発現変化を観察してきた。前回のアポトーシス研究会では、免疫化学染色によるCD180陽性細胞とアポトーシス(TUNEL)陰性細胞の間で強い相関(r=0.900)があることを報告した。今回我々は、7〜10週令のBALB/c♀マウスに4GyX線照射後脾臓を摘出し、CD180,BCRからの抗原刺激シグナルを増強するB細胞関連分子であるCD19とシグナルを負に制御する分子CD22について、それらの発現性と放射線誘発リンパ球アポトーシスとの関係を解析した。CD180の発現変化については、AMeX固定パラフィン包埋切片の免疫組織化学染色とフローサイトメトリーを用いて、B細胞関連分子については免疫染色にて解析した。その結果、X線照射前後におけるBリンパ球のCD19とCD22の発現変化はほとんどみられなかったが、照射6時間後のCD180陽性細胞のアポトーシス陽性が8.3%であるのに対してCD180陰性細胞のアポトーシス陽性は、12.4%と有意の差がみられた。また、フローサイトメトリーにおいても、X線照射6時間後のCD180陰性B細胞が約5%であり、正常陰性細胞の約10%に比して有意の低下が認められた。このことはアポトーシスによるCD180陰性細胞の除去を示唆し、同時にCD180陽性B細胞が放射線誘発アポトーシスに抵抗性である可能性が考えられた。なお、Bリンパ球マーカーCD21,CD23については現在検討中である。, 第15回 日本アポトーシス研究会学術集会}, title = {放射線誘発脾リンパ球アポトーシスにおけるCD180とB細胞関連分子の発現性の解析}, year = {2006} }