@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061704, author = {石井, 洋子 and 小林, 森 and 西村, まゆみ and 島田, 義也 and 荻生, 俊昭 and 辻, 秀雄 and 石井 洋子 and 西村 まゆみ and 島田 義也 and 荻生 俊昭 and 辻 秀雄}, month = {Nov}, note = {ScidマウスはDNA-PKcsの自然突然変異を持ち、DNA二本鎖切断修復活性が低く放射線感受性であって、放射線照射によって高率に胸腺リンパ腫を発生する。生後8週で0.05から3Gyのγ線一回照射で、scidマウスの胸腺リンパ腫発生線量効果関係を得た。0.1Gy以下では自然発生率(35.5%)と比較して有意差がなかったが、0.25Gy以上で有意に腫瘍発生が増加し、2Gyで80.6%まで増加した。線量効果曲線においては二次多項式がよくあてはまった。野生型C.B-17マウスでは1Gy以下で有意な胸腺リンパ腫発生は認められず、5Gyで最大値12.5%であった。DNA-PKcsはさまざまな臓器の放射線障害修復反応に関与しているので、種々の放射線誘発腫瘍発生が期待される。1-3Gyの範囲でscid homozygotes、 同heterozygotes、野生型マウスについて発癌スペクトラムをしらべ、組織学的検索を行なった。カプラン・マイヤー法による統計的解析の結果、照射依存的に発生した胸腺リンパ腫、卵巣顆粒膜細胞腫、肝上皮性細胞腫、肺腺癌のうち、scidマウスに特異的なものは胸腺リンパ腫のみであった。これらの胸腺リンパ腫以外の放射線依存性腫瘍発生にはDNA-PKcs欠失は関与しない結果を得た。Scidマウスについて、癌遺伝子Notch1 の変異がある胸腺リンパ腫の割合は線量によらずほぼ53-73%であって、Notch1 は胸腺リンパ腫発生に関与する重要な遺伝子のひとつであった。, 第47回日本放射線影響学会大会}, title = {Scidマウスにおける放射線誘発胸腺リンパ腫の線量効果関係}, year = {2004} }