@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061550, author = {藤森, 亮 and 岡安, 隆一 and 石原, 弘 and 吉田, 聡 and 笠井, 清美 and 野島, 久美恵 and 海老沢, 悟 and 高橋, 千太郎 and 藤森 亮 and 岡安 隆一 and 石原 弘 and 吉田 聡 and 笠井 清美 and 野島 久美恵 and 海老澤 悟 and 高橋 千太郎}, month = {Nov}, note = {(目的)環境中の放射線の安全管理、放射線の生体への影響や人体へのリスクを評価するために、ヒト体細胞の放射線に対する生体応答を詳細に観察する事は重要である。近年、ヒトではゲノムDNA塩基配列決定が終了し、遺伝子発現の変化を網羅的なゲノムアプローチによって検出することが可能になっている。安全研究当センターでは、高精度網羅的遺伝子発現解析法(HiCEP法)を適用し、ヒト体細胞のプライマリー培養系を用いた放射線関連遺伝子のスクリーニングを行った。 (方法)ヒト胎児肺繊維芽細胞(HFLIII)は、継代数10、T75フラスコにコンフルエントの状態(107個、G1期細胞は95%)で使用した。X線による照射を0.01 Gy、0.1 Gy(線量率 0.06 Gy / min)および2.0 Gy、4.0Gy(線量率 1.0 Gy / min)により行い、非照射対照とそれぞれの照射直後、2時間、4時間の時点でトータルRNAを抽出し、HiCEP遺伝子発現プロフィールを作成した。 (結果)一サンプル当たり約30,000の遺伝子発現ピークからなるプロファイルが得られた。各サンプルについて同一のRNA試料から2回の独立の解析操作によって得られた2つのプロフィールの比較から、データの再現性は極めて良好と判断された。CDKN1A(p21)遺伝子のピークは2.0 Gyおよび4.0 Gyの放射線照射により4時間までに4倍の増加を示して、いた。0.01 Gy, 0.1Gyの低線量照射でも1.5倍に発現が増加することを見いだした。の増加が見られた。この結果に基づいて、特にCDKN1Aと発現レベルが同程度で、遺伝子発現変動の変化率が1.5倍以上のものを対象に、様々な視点からサンプル間のデータ比較解析を進めている。4.0 Gyの放射線により、0,2,4時間の時系列で増加し続ける10個の遺伝子について、5つの転写産物(うち放射線誘導が知られている3個)の他にも、3個のヒトゲノム非コード領域の転写が示唆されており、現在これらの確認を行っている。(HiCEP法は放医研の安倍らが開発し、現在(株)メッセンジャヤースケープ社が受託している遺伝子発現解析法の登録商標である)。, 日本放射線影響学会第47回大会}, title = {ヒト正常細胞における放射線誘導遺伝子の網羅的スクリーニング}, year = {2004} }