@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061549, author = {末冨, 勝敏 and 藤森, 亮 and 高橋, 千太郎 and 岡田, 真希 and 岡部, 篤史 and 岡安, 隆一 and 末冨 勝敏 and 藤森 亮 and 高橋 千太郎 and 岡田 真希 and 岡部 篤史 and 岡安 隆一}, month = {May}, note = {DNA Ligase IV siRNA を用いての放射線増感の試み \n放射線医学総合研究所・比較環境影響研究グループ 末冨勝敏、藤森亮、同安全研究センター 高橋千太郎、同宇宙放射線防護プロジェクト 岡田真希、岡部篤、岡安隆一 \n【目的】ヒトDNA ligase IVの遺伝子配列に基づいたsiRNAをヒト培養細胞に導入することにより非相同末端結合(NHEJ)修復阻害、及び放射線増感を計る。 \n【方法】 正常ヒト初代繊維芽細胞(HFL III)にDNA 1igase IV siRNAを導入、RNAレベルをリアルタイムRT-PCR法にて、また蛋白レベルをWestern blot、免疫染色法で測定、その結果をsiRNAを導入しないコントロール細胞と比較した。DSB修復の度合いはpremature chromosome condensation (PCC) 法を用いてG0/G1細胞で、またDNA-PKcs 蛋白の自己リン酸化の度合いは、リン酸化特異的な抗体を用い、ligase IV siRNA導入細胞と、コントロール細胞間で比較された。細胞生存率はコロニー形成法で測定・比較された。 \n【結果】 siRNAが導入されたHFL III細胞では、未導入細胞に比べ、RNAレベル、蛋白レベルとも発現の低下が観測された。これはDNA ligase IV抗体による細胞の免疫染色でも明らかになった。X線照射後、PCC法によるG0/G1細胞染色体の初期修復はsiRNA導入細胞では、未導入細胞と比べ明らかに抑制された。さらに、ligase IV siRNA 導入細胞では、DNA-PKcs自己リン酸化が明らかに阻害されていることも確認された。X線照射後の細胞生存率は、siRNA導入細胞で未導入細胞と比べやや低下することも認められた。 \n【結論】 siRNA による DNA ligase IV の発現抑制はヒト細胞のNHEJ修復機構に影響することが確認された。特にDNA-PKcsの自己リン酸化抑制は、現今のNHEJ作用モデルに新たな知見を提供すると考えられる。しかしながら、ligase IV siRNAによる細胞増感に関しては、もう一歩の検討が必要である。現在はヒト癌細胞を用い、同戦略で増感を試みている。, 第11回癌治療増感研究会}, title = {DNA ligase IV siRNAを用いての放射線増感の試み}, year = {2005} }