@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061379, author = {中丸, 康夫 and 内田, 滋夫 and 荻生, 延子 and 高橋, 知之 and その他 and 中丸 康夫 and 内田 滋夫 and 荻生 延子 and 高橋 知之}, month = {Sep}, note = {[はじめに] 放医研では、放射性核種等の環境汚染物質の環境挙動を評価するための基礎データとして、これまでに国内各地の調査断面から土壌試料を収集し、放射性核種を含む微量元素の土壌中濃度や、セレン (Se)等の環境汚染物質の土壌-土壌溶液分配係数(Kd)、pH、CEC等の土壌特性値を測定し、地域ごとの土壌情報を集積している。これらの土壌情報をより有効に活用するため、各採取地点の地理的情報と土壌分析データとを統合するPCソフトウェアとして、土壌中元素濃度データベースおよびマッピングシステム「MdSoiL」を開発した。 [システムの概要]  土壌データを立体的に管理するため、MdSoiLのデータベースは、調査断面を示す「土壌コア」と、断面内の土壌層位を示す「土壌レイヤ」の2つの階層から成る。「土壌コア」階層は採取地点の緯度、経度、土壌分類等の情報を含み、「土壌レイヤ」には層位名や、元素濃度等の分析値が含まれる。この階層構造により、土壌データを層位別に抽出することができる。マッピングシステムはこのデータを用い、特定の土壌特性値が高い地域を赤、低い地域を青というように地図を色分けし、水平方向の等濃度分布図(コンタ図)を描画することができる。 [システムの活用例] 全国の土壌についてSe の収着挙動を調査するため、MdSoiLにより、SeのKd値についてコンタ図を作成した。その結果、中国、関西地方に比べ、関東、東北および九州地方ではKd値が高く、Seの収着レベルが高い傾向が示された。この傾向は、試料全体における黒ボク土の分布傾向と一致した。これまでの研究で、黒ボク土に多く含まれる活性アルミニウム(Al)がSe収着に強く寄与することが示されていることから、黒ボク土の地理的分布が、Kd値の地域差に反映したものと推察された。このように、MdSoiLを用いることにより、個々の土壌分析データを結合し、空間的に把握することが可能である。, 日本土壌肥料学会 2004年度福岡大会}, title = {土壌中元素濃度分布データベースおよびマッピングシステム}, year = {2004} }