@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061340, author = {田中, 薫 and 王, 冰 and 村上, 正弘 and 古橋, 舞子 and 尚, 奕 and 藤田, 和子 and 大山, ハルミ and 鈴木, 紀夫 and 早田, 勇 and 田中 薫 and 王 冰 and 村上 正弘 and 古橋 舞子 and 尚 奕 and 藤田 和子 and 大山 ハルミ and 鈴木 紀夫 and 早田 勇}, month = {Nov}, note = {目的:放射線防護剤の研究開発は学術的な研究の面だけでなく、一般社会においても関心が高い。また、毒性の低減と治療効果の向上をめざし、幾種類かの放射線防護剤の併用がなされている。昨年我々はNa3VO4(オルトバナジン酸ナトリム)が放射線誘発アポトーシスを抑制し、胎児期マウスにおいては、高線量放射線の催奇形性と致死性を軽減する事を報告した。今回我々は、低線量照射した妊娠マウスにNa3VO4を単独、或いは他のアポトーシスの阻害剤との併用投与を行い、胎児発生期の放射線障害軽減効果について検討を行った 材料と方法:妊娠 12日目のICRマウスに、X線で、0.5Gyの全身照射を行い、30分後に、生理食塩水に溶かしたNa3VO4(1mg/kg)を単独投与、或いはNa3VO4に、さらにp53阻害剤(Pifithrin、2.2mg/kg)とカスペース阻害剤(Z-VAD、1mg/mouse)を同時に腹腔内に投与し、非投与群に同量の生理食塩水を与えた。マウス(14〜18匹/群)は自然出産をさせ、新生仔の発育状況を調べた。 結果:Na3VO4の単独投与により、新生児発育遅延の軽減が見られた。またp53阻害剤とカスペース阻害剤と併用した場合では、新生児の発育遅延に対して、さらなる軽減効果が認められた。 討論:本研究は放射線防護剤としてNa3VO4が有効であることを示した。さらに、他のアポトーシス阻害剤の併用により有意な効果が確認された。無期化合物は、その多岐に亘る特性を利用できる利点があり、防護物質を開発する上で、将来に大きな可能性を持っていると考えられる。一方、アポトーシス阻害剤との併用は、低線量放射線被ばく障害の治療法の一つの選択肢になることが期待される。, 日本放射線影響学会第48回大会及び第1回アジア放射線研究会議}, title = {マウス器官形成後期における放射線影響の修飾:II. アポトーシス阻害剤の併用による発育遅延の軽減}, year = {2005} }