@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061294, author = {岡安, 隆一 and 岡田, 真希 and 岡部, 篤史 and 野口, 実穂 and 高橋, 千太郎 and 岡安 隆一 and 岡田 真希 and 岡部 篤史 and 野口 実穂 and 高橋 千太郎}, month = {Sep}, note = {宇宙空間で遭遇する放射線のうち、重粒子線はその割合が少ないにもかかわらず重要な生物影響を及ぼすとされる。そのうち、特に鉄線の生物効果は著しく、その機構解明は緊要である。DNA 二重鎖切断 (double strand break (DSB))は、電離放射線により起因する損傷でもっとも重要と考えられ、この傷が正しく修復されないと、細胞死、ゲノム不安定性等への深刻な現象に導かれる。DNA DSBには二つの代表的な修復経路があり、ここでは哺乳類細胞で最もよく用いられるnon homologous end joining (NHEJ) について報告する。重粒子線の炭素線(70keV/µm)、鉄線(200keV/µm)と、X線照射後の人細胞のDNA二重鎖切断修復の比較により、特に鉄線照射後の修復が、大きく影響を受けることが、未成熟染色体凝縮(premature chromosome condensation (PCC))法及び、NHEJ関連蛋白DNA-PKcsのリン酸化の振舞いより明らかになった。鉄線照射後は、X線等と比べ染色体切断が修復しにくいばかりか、修復不可能な損傷ができるらしいこと、またDNA-PKcs蛋白の自己リン酸化過程にかなり遅れの出ることが、人細胞により示唆された。さらにこのような鉄線による修復異常は、人NHEJ欠陥の細胞でも明らかになり、過去のDSB修復欠陥細胞の重粒子線照射後の振る舞いの結果とはやや異なる新しい知見が示された。, 日本宇宙生物科学会第19回大会}, title = {重粒子線とDNA二重鎖切断修復}, year = {2005} }