@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061283, author = {加藤, 博敏 and 山田, 滋 and 安田, 茂雄 and 山口, 和也 and 鎌田, 正 and 大藤, 正雄 and 辻井, 博彦 and 加藤 博敏 and 山田 滋 and 安田 茂雄 and 山口 和也 and 鎌田 正 and 大藤 正雄 and 辻井 博彦}, month = {Jun}, note = {【目的】肝細胞癌に対する重粒子線治療の第II相臨床試験で用いた線量、分割法(52.8GyE/4回/4日間)における治療成績を検討する。【対象と方法】:2000年4月から2003年3月までに52.8GyE/4回/4日間の照射方法で治療された肝細胞癌64例69病変を対象として、肝有害反応および治療成績を検討した。このうち、同一区域内に限局し同一治療体積で治療し得たChild-Pugh gradeAの39例39病変について、治療歴有り、最大腫瘍径超5cm、画像による血管侵襲有り、を局所進行癌の因子として累積粗生存率を求め、第16回全国原発性肝癌追跡調査報告にある肝切除の治療成績と比較した。【成績】全64症例のうち、治療開始後Child-Pugh scoreが2点以上上昇したのは、治療開始後3ヶ月以内(早期)で9%(3点以上無し)、それ以降1年以内(晩期)で10%(3点上昇2例)だった。NCI-CTCに準拠して臨床試験研究班で作成した肝有害反応の判定基準による評価では、Grade3は早期で3%、晩期で2%だった。Grade4は見られなかった。累積粗生存率は1年94%、3年63%、4年45%だった。同一区域内に限局し同一治療体積で治療し得たChild-Pugh gradeAの39症例では、1年97%、3年82%、4年66%だった(肝切除、腫瘍数1個:91%、76%、68%)。累積粗生存率における治療歴、腫瘍径、血管侵襲による有意差はなかった。治療歴有り(13例)で1年100%、3年92%、4年72%、治療歴無し(26例)で96%、74%、62%だった。最大腫瘍径超5cm(10例)で1年100%、3年100%、4年50%(肝切除:81%、58%、49%)、5cm以下(29例)で97%、76%、76%だった(肝切除:92%、74%、65%)。血管侵襲有り(24例)で1年96%、3年82%、4年63%(肝切除、Vp1:78%、54%、46%)、血管侵襲無し(15例)で1年100%、3年81%、4年69%だった(肝切除、Vp0:92%、75%、67%)。【結論】肝細胞癌に対する52.8GyE/4回/4日間の重粒子線治療は、肝に対する侵襲が低く、肝切除に匹敵、もしくはそれ以上の治療成績が期待できることが明らかになった。今後、早期および遅発性の有害事象を注意深く観察しながら症例を重ね、重粒子線治療が肝細胞癌に対して適応範囲の広い低侵襲・根治療法であることの確認作業を行っていく予定である。, 第41回 日本肝癌研究会}, title = {局所進行肝細胞癌に対する短期小分割重粒子線治療(4日間4回照射):治療歴、腫瘍径、血管侵襲による検討 Short-Course Carbon Ion Radiotherapy for Locally Advanced Hepatocellular Carcinoma}, year = {2005} }