@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061274, author = {藤田, 和子 and 王, 冰 and 木村, 昌代 and 赤坂, 喜清 and 石井, 壽晴 and 藤田 和子 and 王 冰}, month = {Jul}, note = {成熟Bリンパ球細胞表面に発現するCD180は、放射線誘発アポトーシスを抑制する分子として発見され、近年同分子がMD−1分子と会合してグラム陰性細菌の細胞壁構成成分であるリポ多糖(LPS)を認識することが判明した。同様にLPSをリガンドとするレセプターとして、Toll様レセプター4(TLR-4)があり、どちらも細胞外部にロイシンリッチリピート(LRR)を持つが、細胞内部においてCD180はTLR-4とは異なってシグナリングメインを持たない。また、CD180がTLR-4のシグナリングをnegative regulation しているとの最近の報告もあるが、CD180のシグナル伝達経路についてはまだ不明な点が多い。今回我々は、放射線誘発リンパ球アポトーシスとCD180の関係を明らかにするために、放射線照射マウス脾細胞におけるBリンパ球アポトーシスとCD180発現性の経時的変化や局在性を検討した。8〜10週齢のBALB/c♀マウスに4GyX線照射後、脾臓を摘出、PLP-AMeX固定パラフィン包埋により薄片切片を作成し、TUNEL法によるアポトーシス細胞の検出と免疫染色によるCD180発現を観察した。その結果、CD180陽性細胞は脾臓の白脾髄濾胞および胚中心周辺部の成熟B細胞領域に認められた。また、X線照射6時間後のB細胞領域において、CD180発現細胞の割合が、有意な増加を示した。さらに、放射線照射によるアポトーシス細胞とCD180陽性細胞との異同を明確にするため、TUNEL法とCD180の二重染色を行い、各陽性細胞の比率を計測した結果、DC180陽性細胞とTUNEL陰性細胞の間で強い相関がみられた(r=0.900)。以上の結果から、CD180発現Bリンパ球細胞はX線誘発アポトーシスに対する抵抗性が示唆された。, 第14回日本アポトーシス研究会学術集会}, title = {放射線誘発Bリンパ球アポトーシスとCD180の発現性の解析}, year = {2005} }