@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061122, author = {田尻, 稔 and その他 and 田尻 稔}, month = {Apr}, note = {(目的)電子線照射において不整形照射野を作成する際、鉛を用いて遮蔽する場合があるが、鉛は衝撃に対する耐性が弱く、公害に対しても最近問題になってきている。今回、我々は比重が重く加工しやすい樹脂を入手したので鉛の代替として使用できないか検討した。(方法)電子線照射では比較的表面近傍の病巣が対象となるため、遮蔽物の厚さの増加に対する表面線量の変化を測定した。遮蔽物は樹脂素材、及び、鉛、低融点合金とし、ファントム表面に置き、シャロー型線量計を用いて表面線量を測定した。電子線は4MeV、6MeV、9MeV、12MeV、16MeV、20MeVの5種類を用いた。(結果)4MeV、6MeV、9MeV、12MeV、16MeV、20MeVすべての電子線に対し遮蔽能力は樹脂素材と鉛で同様な結果が得られた。(結論)電子線に対する樹脂素材の遮蔽能力は鉛と同等である。また、樹脂素材はポリアミド系樹脂のため、耐熱性、耐薬品性、表面外観性に優れている。生成方法に関しては射出成形が可能なため、任意の形状も作成可能である。また、ユーザーが鋏等で簡単に整形することもできる。以上のことから遮蔽物質として鉛の代替品となりうる可能性はあると考えられる。放射線に対する耐性や毒性に関しては今後引き続き検討する。, 第57回総会学術大会}, title = {新しい樹脂素材を用いた電子線の遮蔽}, year = {2001} }