@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061121, author = {神立, 進 and 岸本, 理和 and 小松, 秀平 and 江澤, 英史 and 辻井, 博彦 and 神立 進 and 岸本 理和 and 小松 秀平 and 江澤 英史 and 辻井 博彦}, month = {Oct}, note = {[目的]オートプシーイメージングとは、死亡直後の剖検前に、MRI,CTなどの画像検査を行い、剖検の精度向上をはかるシステムである。剖検の許可が得られない場合に、剖検の代用として行うこともあるが、それは例外に属する。 我々は、院内での病死の患者に対し、剖検前にCT,MRI検査を行った。胸部肺野の画像検査は、CT検査が第一選択であるが、呼吸運動のない死体の場合に、MRI検査でどこまで見えるのか、CT画像とMRI画像を比較した。 [対象・方法]2000年3月から2003年4月にかけて、26例(男性15例、女性11例)の死亡症例に対して、オートプシーイメージングを施行した。年齢は、50歳から80歳で、平均年齢は68歳であった。原病は、肝臓癌 9例、肺癌 9例、悪性黒色腫 4例、子宮癌 1例、膵癌 1例、線様嚢胞癌 1例、軟骨肉腫 1例であった。全例、肺野にはなんらかの病変が認められた。死亡から検査までの時間は、4時間から48時間であった。CT検査とMRI検査は、1時間以内に連続して行われた。  使用装置は、MRIがシーメンス社の1.5T Magnetom Vision, CTは、GE社のHigh Speed Advantageである。MRIにおいては、Body Coilを使用した。スライス厚は、5?〜10?とした。厚みがCTとMRIで違う場合、CT画像を3次元ワークステーションで再構成して同じ厚みとした。原則として横断像で比較したが、3例は検査時間の関係で、MRIが冠状断像しか撮像できなかったため、CTを冠状断像に再構成し、比較を冠状断像で行った。  臨床情報を得ていない10年以上の画像診断の経験のある2人の放射線科専門医が、モニター上で画像を比較した。検討対象は、結節のサイズ、硬化像、Ground Glass Opacity、胸水である。 [結果]CTで5?以上のサイズの結節はほとんどすべて、MRIでも描出された。硬化像は、CTとサイズに違いが認められた。T1強調画像のほうがT2強調画像よりも描出が良好で、サイズもCTのサイズに近かった。黒色腫の結節は、T1強調画像で高信号であった。軟骨肉腫はT2強調画像で著名な高信号を示した。胸水は、MRIのほうが描出は良好であった。胸水内の結節は、MRI画像でしか検出ができなかった。 [結論]オートプシーイメージングは、剖検の精度の向上に寄与するシステムとして期待されている。MRIがもっとも苦手とする肺野の画像について、CT画像と比較し、検討した。現在、もっとも使用されているであろう1.5TのMRI装置を用い、ボディコイルを使用した場合、これが限界と思われる。すなわち、MRI検査のみでは、肺野の5?未満の結節が見逃される可能性があり、CT検査を行うことも必要である。長時間の検査が許されれば、アレイコイルの使用でさらに精度があげられる可能性はあるが、それは今後の課題としたい。, 断層映像研究会 第34回研究発表会}, title = {MRIによる胸部のAutopsy imaging の解像度に関する検討}, year = {2005} }