@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061082, author = {野島, 久美恵 and 中台, 妙子 and 安田, 仲宏 and その他 and 野島 久美恵 and 中台 妙子 and 安田 仲宏}, month = {Sep}, note = {〔目的〕胎児期照射による発がん研究は、各種臓器が放射線感受性を示すため、癌化する細胞も放射線により死滅している可能性がある。このことを踏まえて重粒子線の個体レベルでの発がんへの影響について遺伝性腎癌のモデルラットの系を用いた実験について検討した。 〔方法〕Eker雄とF344雌を交配し、胎生19日目に、放医研HIMACにより、炭素線と鉄線、比較としてX線をそれぞれ1Gy,2Gy,3Gy照射した。生後8週間目に安楽死させ、病理解剖を行い各組織重量の測定および組織標本を作製後、腎腫瘍の数量を測定し、発がんに対するRBEを求めた。 〔結果〕胎児期に放射線に被曝すると放射線の線量に依存して体重や、臓器が萎縮する。臓器重量を比較すると線量に依存して減少傾向が見られた。Ekerキャリアーと同定されたラットについて、腎臓の組織標本を作製し、腎腫瘍の数を測定したところ線量依存性に腫瘍の数が増加しており、X線に対するRBEは、炭素線で約1.1、鉄線で約1.6であった。胎児期の被ばくの影響を考慮するとX線に対するRBEは、炭素線で約1.06、鉄線で約1.73になり、原子番号の大きい重粒子線の発がんへの影響が大きいことがわかった。, 第64回日本癌学会学術総会}, title = {重粒子線の発癌に及ぼす影響(ラット遺伝性腎癌の系統を用いて)}, year = {2005} }