@misc{oai:repo.qst.go.jp:00061023, author = {幸, 進 and 白石, 久二雄 and 村松, 康行 and サフー, サラタ クマール and Zamostyan, P.V. and Tsuigankov, N.Y. and Los, I.P. and Korzun, V.N. and 幸 進 and 白石 久二雄 and 村松 康行 and サフー サラタ クマール}, month = {Nov}, note = {チェルノブイリ事故以降、放射生態学・衛生学・栄養学的観点から、微量元素の摂取量について、ウクライナの研究グループと共同研究を実施している。放射能汚染地域の子供たちで甲状腺異常の発生率が高いことに関連して、食事中の安定ヨウ素の分析を行い、この地域のヨウ素摂取量がかなり低いことを明らかにした。安定体ヨウ素は、必須微量元素の一つとしてその重要性が知られているだけでなく放射性核種が核施設等から環境へ拡散する挙動を示す指標となるので、ヨウ素摂取量に関して研究を継続している。この地域での微量元素・放射性核種の摂取を考える上で、牛乳・乳製品は重要な位置を占める。本発表では汚染地域で収集した牛乳のヨウ素および同族元素である臭素の分析結果について報告する。 試料は凍結乾燥の後、石英管に挿入して酸素気流中で熱分解し、揮発したヨウ素と臭素をNa2S03/TMAHアルカリ溶液中に捕集した。この捕集溶液を誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)により分析した。ICP-MSのヨウ素と臭素の検出限界はそれぞれ0.2と1ng/ml(ppb)であった。 ウクライナの牛乳試料中のヨウ素濃度は17〜220μg/kg・生の範囲であり、算術平均と標準偏差は63±53μg/kg・生、対数平均は47μg/kg・生、メジアンは45μg/kg・生であった。一方、日本の牛乳のヨウ素濃度は134±36μg/kg・生であった(文献値:29〜151μg/kg・生)。ウクライナの牛乳の濃度範囲は大きいが、その平均値で比べると日本の約3分の1程度であった。現在分析数を加えている。, 日本放射線影響学会第47回大会}, title = {ウクライナ牛乳中のヨウ素濃度と臭素濃度}, year = {2004} }