@misc{oai:repo.qst.go.jp:00060698, author = {鈴木, 雅雄 and 鶴岡, 千鶴 and 内堀, 幸夫 and 安田, 仲宏 and 藤高, 和信 and 鈴木 雅雄 and 鶴岡 千鶴 and 内堀 幸夫 and 安田 仲宏 and 藤高 和信}, month = {Nov}, note = {宇宙・地球環境放射線、粒子線癌治療等の医療に纏わる放射線利用、原子力エネルギー利用と放射性廃棄物、等の我々の身の回りに存在する放射線源を考える時、電磁波放射線の低線量(率)生物影響のみならず、高LET粒子放射線の低密度照射の生物影響やそれら線質の異なる放射線の混合放射線低線量(率)照射の生物影響は、今後益々重要な問題となってくると考える。特に、粒子放射線低密度照射の生物影響研究では、時間的・空間的に直接放射線照射された細胞と照射されていない細胞との混合集団であることは間違いなく、それを一つの細胞集団として解析した場合、正確な生物影響評価を行うことは不可能であると考える。すなわちより正確な放射線生物影響評価を行うためには、粒子放射線低密度照射に対して、(1)直接被曝した細胞への直接的な生物効果、(2)被曝した細胞の近傍に存在する被曝していない細胞への間接的な生物効果、(3)さらに被曝した細胞としていない細胞との相互作用機序の解明、を合わせて明らかにしていくことが必要不可欠になると考える。 本報告では、以下の実験データを基に粒子放射線低密度照射が細胞集団に与える影響とそれを誘導するメカニズムの一端を議論したい。(1)電磁波放射線と粒子放射線混合放射線環境(γ線成分約90%、粒子線成分約10%)で、一日あたり約1mGyの線量を繰り返し照射したヒト正常細胞集団に改めてX線を急性照射したとき、突然変異が対照群に対して高頻度に誘発された。(2)上記の混合放射線成分の内、γ線及び炭素イオン単独で1mGy / 7〜8h の低線量率あるいは低密度照射をした細胞集団に改めてX線を急性照射したときの誘発突然変異は、γ線単独では対照群と同レベルであったが、炭素イオン単独では高レベルであった。(3)低エネルギーの炭素イオンビームを低密度で急性照射したときに、放射線非照射のバイスタンダー細胞にも突然変異が誘導されたことを示すデータを得た。, 日本放射線影響学会第47回大会}, title = {高LET粒子放射線低密度照射前処理によってそれに引き続くX線誘発突然変異の増強とバイスタンダー効果の関連性}, year = {2004} }