@misc{oai:repo.qst.go.jp:00060595, author = {山田, 祐 and 宮下, 要 and 田口, 健一 and 服部, 浩佳 and 吉田, 光明 and 岡村, 純 and 鵜池, 直那 and 織田, 信弥 and その他 and 吉田 光明}, month = {Oct}, note = {マイクロサテライト不安定性(MSI)は、細胞のDNAミスマッチ修復異常を反映した現象である。MSIは大腸癌などの上皮性悪性腫瘍を中心に報告されてきたが、造血器腫瘍においても報告が散見される。我々の研究グループはこれまでに、独自に確立した高精度マイクロサテライト配列解析系を用いて、様々な悪性腫瘍について解析をおこなってきた。今回、多発性骨髄腫(MM)の診断時検体20例および、治療後の増悪時検体6例についてMSI解析をおこなった。診断時検体では、明らかなMSIを1例(5%)に認め、LOHを8例(40%)に認めた。増悪時検体では、MSIを認めた1例において、診断時と同様のパターンのMSIが観察された。興味深いことに、MSIを示す泳動ピークの面積は検体中における腫瘍細胞の存在比に相関していた。増悪時検体で新たにMSIやLOHの出現を認めたものはなかった。これらの観察は、MMの発生・進展過程の比較的初期に、これらゲノム変化が生じている可能性を示唆する。現時点では、MMにおいてMSIを観察した報告は文献に存在しない。MMの一部に、DNAミスマッチ修復異常を分子背景にもつフラクションが存在する可能性が示唆された。, 第63回日本癌学会学術総会}, title = {多発性骨髄腫におけるマイクロサテライト不安定性}, year = {2004} }