@misc{oai:repo.qst.go.jp:00060578, author = {野島, 久美恵 and 中台, 妙子 and 河野, 幸雄 and 安田, 仲宏 and Vazquez, Marcelo E. and 野島 久美恵 and 中台 妙子 and 河野 幸雄 and 安田 仲宏}, month = {Oct}, note = {目的)中枢神経系への宇宙放射線の影響について調べる為、新生仔マウス脳の初代培養細胞に炭素線(290MeV/u), X線(200kV,20mA)を照射し、Apoptosisの発現率及びNeuronの生存率からマウスの系統差と線種による放射線感受性の差異を検討する。また、あらかじめ低線量で前照射を行った場合に、その後の放射線照射に対して感受性に差が認められるかについて検討した。 方法)マウスはB6,C3H,BALB/C,BC3F1,Scidの5系統を用い、それぞれ生後0〜1日の仔マウスの大脳より細胞を採取しトリプシン等により単細胞化した後50万個/wellの割合で培養した。炭素線を培養3日目に0.01 Gyさらに4日目に0.01 Gy照射し、5日目にX線あるいは炭素線ををそれぞれ追加照射した。照射後Apoptosisは12時間後、Neuronは3日後に細胞を固定し、免疫組織染色によりそれぞれの測定を行った。 結果)Apoptosisの発現率は、X線、炭素線とも系統差が見られScid>B6>BC3F1>C3Hの順であった。BL,C3H,BALB,BC3F1は炭素で前照射してからX線と炭素線を追加照射した場合、両者にあまり差異は認められないが炭素線の追加照射の方が影響が大きいように見えるが、ScidにはX線と炭素線での差が見られなかった。 Neuronの生存率では、炭素線前照射を行った場合、BL,BALB,BC3F1ではその後の照射に炭素線を用いた方がX線に比べて生存率が低下しておりその差はApoptosisと比べて大きくなった。しかし、Scidは炭素線による追加照射の生存率の方がX線より高くなる傾向を示した。Scidとそのほかの系統では、放射線感受性の機構に差があることが示唆された。, 宇宙生物科学会第18回大会}, title = {重粒子線照射による中枢神経系培養細胞への影響}, year = {2004} }