@misc{oai:repo.qst.go.jp:00060502, author = {Shirakawa, Yoshiyuki and 白川 芳幸}, month = {Aug}, note = {独立行政法人・放射線医学総合研究所【理事長 佐々木康人】研究推進部の白川芳幸主任研究員らは、原子力施設での放射線事故の発生地点、放射線漏えい箇所や、その他、放射線施設での放射性同位元素などの放射線物質の存在位置を短時間(5秒以内)で遠隔(10m以遠)から検出することができる全方向性(360度)ガンマ線検出器の開発に成功した。ガンマ線が飛来する方向と同時にエネルギー情報も得られるので放射線発生源となっている放射性物質の種類も特定できる。従来、特定方向に感度をもつ検出器や指向性の強い検出器などがいくつか開発されてきたが1台の検出器で全方向を検知できるものは世界初。この検出器には、3種類の特性の異なる蛍光物質【NaI(Tl)、CsI(Tl)、BGOシンチレータ】が組み込まれている。ガンマ線の飛来する方向に応じて3種類のシンチレータそれぞれが光電効果による電離を起因として発光する。これら3種類のシンチレータが作るスペクトルピークの大きさが、ガンマ線がシンチレータに入射する方向によって相対変化することを見出し、この変化を関数系に置き換え方向を識別する論理を構築した。この方法正しさは、すでに実験によって検証された。原子力、放射線事故時には複数の放射性核種が生じ、複数のエネルギーをもつガンマ線が放出されるが、この検出器はこれらの核種を選別し、それぞれの飛来方向を特定することも可能である。  本研究の推進の中で、すでに2件の特許を出願し、7月7−9日、東京で開催された「理工学における放射性同位元素・放射線研究発表会」で発表した。さらに8月4−6日、札幌で開催される「SICE2004」でも発表した。, SICE2004}, title = {DirectionalMeasurement of Gamma Radiation Using Triple Scintillators}, year = {2004} }