@misc{oai:repo.qst.go.jp:00060499, author = {福田, 俊 and 飯田, 治三 and 福田 俊 and 飯田 治三}, month = {Aug}, note = {【目的】宇宙環境曝露における骨量減少は、微小重力や宇宙放射線被曝などの外部要因や骨格筋の影響などによる内部要因などの複合作用によって起こると考えられる。本研究では、擬微小重力モデルとして座骨神経切断による後肢不動性処置と宇宙放射線のうち生物学的作用の大きな重粒子線照射による骨格筋および骨への影響を検討することを目的した。  【方法】9週齢の雌Wistarラット40頭を、G1)対照群、G2) 放射線0.5Gy照射群、G3)放射線1.5Gy照射群、G4)3.0Gy照射群、G5)不動性処置+放射線0.5Gy照射群、G6) 不動性処置+放射線1.5Gy照射群, G7) 不動性処置+放射線3.0Gy照射群、G8)不動性処置の8群にわけた。後肢不動性処置は、左後肢の座骨神経の切除によった。放射線照射は、重粒子線がん治療装置を用いて炭素線を実験開始時に無麻酔下で全身照射した。照射後、pQCTを用いて不動性処置側の脛骨近位骨幹端の骨密度を経時的12週間後まで測定し、また安楽死後に両側の測定を行った。両側の脛骨近位端の骨組織標本を作製して、形態計測(Osteoplan II)を行った。また、両側の骨格筋(EDL, Soleus)の重量を測定した。 【結果】骨密度の変化は、実験開始から2週間までの間にみられた。不動性処置および放射線照射の線量増加によって、骨格筋重量の減少がみられたが、線量との関係は一定ではなかった。しかし、左右の骨密度の差と骨格筋重量の差と相関がみられた。不動性処置と放射線照射の組み合わせた群では、放射線量の増加に伴って、骨密度や骨格筋の重量の減少がみられた。 【結論】骨密度や骨格筋重量の減少は、放射線線量の増加との関係は明確でなかったが、放射線照射と不動性処置の組み合わせ群では、線量の増加による骨密度や骨格筋重量の減少がみられた。これらの影響は、放射線照射や不動性処置後の短い期間に起こり、長期にわたり残ることが認められた。, 第22回日本骨代謝学会学術集会}, title = {ラットの骨に対する後肢不動性処置と重粒子線照射の相乗効果}, year = {2004} }