@misc{oai:repo.qst.go.jp:00060399, author = {安藤, 興一 and 鵜澤, 玲子 and 扶川, 武志 and 高井, 伸彦 and 青木, 瑞穂 and 小池, 幸子 and 古澤, 佳也 and 宮戸, 靖幸 and 物部, 真奈美 and 周, 光明 and 安藤 興一 and 鵜澤 玲子 and 扶川 武志 and 高井 伸彦 and 青木 瑞穂 and 小池 幸子 and 古澤 佳也 and 宮戸 靖幸 and 物部 真奈美 and 周 光明}, month = {Oct}, note = {目的】放射線による第一義的損傷は,DNAに一粒子飛跡でおこるion killと二(多)粒子飛跡でおこるgamma killの双方がもたらす.本論文の目的は,治療効果比の高い炭素線治療とはどの様な分割法なのか,を明らかにすることである.【材料と方法】C3Hマウスと同系移植腫瘍NFSaを用いて,290MeV/u炭素線分割照射を行なった.雄マウス下肢皮下に移植した腫瘍径が7.5mmに達した時点で14,20,44,74 keV/mm炭素線にて24時間間隔で1乃至6分割照射した.照射後に照射時の腫瘍体積が5倍になるまでの日数を求め,この日数(TD time)が,対照群より15日間長くなる線量を求めた.一方,皮膚についても炭素線(14,20,40,80 keV/micro.m)にて24時間間隔で1乃至6分割照射した.炭素線照射後皮膚反応を調べ,平均皮膚反応スコアーが3.0(乾性皮膚炎)になる線量を求めた.【結果】分割照射回数と炭素線RBEとの関係を腫瘍と皮膚について求めたところ,14と20 keV/micro.mでは両組織間で差はなく,1.2から1.7の間に分布していた.ブラッグピーク内のLET(腫瘍で44と74 keV/mm;皮膚で40と80 keV/mm) で照射した場合,42 keV/mm(腫瘍での44 keV/mmと皮膚での40 keV/mmとの平均値)では2乃至5分割照射の時に皮膚RBEは腫瘍RBEより小さくなっていた.これと同様なRBEの組織間違いは77 keV/micro.m(腫瘍での74 keV/mmと皮膚での80 keV/mmとの平均値)でも認められた.RBEは毎回照射線量が大きくなると減少した.14と20 keV/micro.mでは腫瘍と皮膚の間にRBEの差異はなかったが,42 と77 keV/micro.mでは腫瘍RBEの方が皮膚RBEよりも大きかった.Fe-plotにより求めたα値は,LETの増加とともに増大し,腫瘍と皮膚との間に差異はなかった.一方,皮膚のβ値はLETの増加とともに増大したが,腫瘍のβ値はLETと無関係であった.【結論】高LET放射線治療の有効性は大線量/分割で発揮されるはずである., 第46回日本放射線影響学会大会}, title = {炭素線治療におけるベータ値の意義}, year = {2003} }