@misc{oai:repo.qst.go.jp:00060324, author = {竹内, 猛 and 竹内 猛}, month = {Mar}, note = {イオン蓄積リングS-LSRはビーム冷却などのビーム物理研究と放射線ガン治療用重イオン加速器の小型化を目的とし放射線医学総合研究所と京都大学化学研究所との共同により開発が進められている。2002年度、リング加速器のメイン磁石である偏向電磁石6台と4極電磁石12台が製作された。  4極電磁石はボア半径70 mm、ポール幅149 mm、磁極長200 mmを有し、350 A(1ポールのターン数28)で5 T/mの磁場勾配が得られる。磁場測定はホール素子よる磁場マッピング測定とロングサーチコイルによる磁場測定が行われる。ホール素子(1 mm×0.5 mm:有効ホール面)を用いる前者では、距離200 mmで隣接する偏向電磁石とそれに付随するフィールドクランプの存在による磁場の影響も含めた状況で測定が行われた。特にフィールドクランプ(厚さ25 mm)は距離80 mm離れた4極電磁石の磁場に大きく影響を与える。製作された4極電磁石はこの影響を含めて最適化・設計がなされた。測定結果はフィールドクランプによる影響を反映した設計(3次元計算)とほぼ同じ結果が得られた。つまりMedian plane上での水平方向±100 mmの範囲内において1 %以下の磁場勾配積分エラーに抑えられていることを測定結果は示している。 後者の測定はコイルを4極電磁石の中心に通し水平方向へ移動する際に働く誘電起電力の測定を12台全数について行う。この測定はホール素子面に平行な磁場成分による影響(プラナーホール効果)の除去、位置エラーの縮減を目的とし行われる。測定コイルは長さ600 mm、幅5 mmで700ターンを有し水平方向移動はスッテピングモーターにより動作する(速度5mm/s)。移動による誘電起電力は積分器を用い測定し、水平方向各位置での磁場勾配積分を得る。今回は測定エラーに関する検討もあわせて装置、測定結果について報告する。また2つの測定結果とTOSCAを用いた3次元静磁場計算結果との比較検討も行いたい。, 日本物理学会第59回年次大会}, title = {S-LSR4極電磁石の磁場測定と隣接する加速器コンポーネントによる磁場の影響}, year = {2004} }