@misc{oai:repo.qst.go.jp:00060236, author = {西澤, 千穂 and 竹下, 啓蔵 and 上田, 順市 and 伊古田, 暢夫 and 鈴木, 和夫 and 小澤, 俊彦 and 西澤 千穂 and 竹下 啓蔵 and 上田 順市 and 伊古田 暢夫 and 小澤 俊彦}, month = {Jan}, note = {【目的】スピントラップ剤5,5-dimethyl-1-pyrroline-N-oxide(DMPO)存在下でウロポルフィリン(UP)光増感反応を行うと、水溶性ビタミンE誘導体Troloxの存在によりDMPOのヒドロキシルラジカル(.OH)付加体(DMPO-OH)の生成が顕著に増加した。本研究ではこの.OH生成機構について検討を行った。 【方法】UP光増感反応で生成するラジカルをスピントラップ剤によりトラップし、ESRで測定した。また、.OHとサリチル酸との反応で生成する2,3-ジヒドロキシ安息香酸(2,3-DHBA)をHPLC-ECDで定量分析した。 【結果・考察】DMPO存在下でUP光増感反応を行ったところ、Trolox濃度の増加でDMPO-OHの生成量が増加したが、DMPO-OH生成の初速度は変化しなかった。DMPOの代わりに5-(diethoxyphosphoryl)-5-methyl-1-pyrroline-N-oxide (DEPMPO)を用いた場合では、その.OH付加体(DEPMPO-OH)生成はほとんど見られなかったが、この反応系にDMPOを共存させるとDEPMPO-OHのシグナルが増加した。サリチル酸の存在下でUP光増感反応を行うと、Troloxの有無に関わらずDMPOの存在で2,3-DHBAの生成量が増加した。以上のことから、Troloxの有無に関わらずDMPOと一重項酸素(1O2)の反応で.OHが生成することが示唆される。DMPOと1O2との反応で.OHが生成することが既に報告されており、Troloxは.OH と未反応のDMPOとの反応で生成するDMPO-OHの安定性に関わっている可能性が考えられる。, 第15回ビタミE研究会}, title = {Troloxは一重項酸素からのOHラジカル生成に影響するか?}, year = {2004} }