@misc{oai:repo.qst.go.jp:00060134, author = {富取, 秀行 and 根井, 充 and 三田, 和英 and 臺野, 和広 and 五十嵐, 一衛 and 市村, 幸子 and 根井 充 and 三田 和英 and 臺野 和広 and 沼田 幸子}, month = {Feb}, note = {スペルミジン/スペルミン アセチル転移酵素(SSAT)はポリアミン代謝の第1段階を担う酵素であるが、ストレスに応答して活性が上昇することからストレス応答の面からも注目されている。この酸素活性の調節には転写、mRNAの安定化、翻訳、タンパク質分解の各段階が関与していることが知られているが、転写調節の解析は転写活性化の寄与のみならず遺伝子の性質を明らかにし、コードするタンパク質の機能を推定する点からも重要である。Caseroらはポリアミンアナログに応答して転写活性も上昇することに注目してこの活性化に関与するエレメントならびにこれに結合する因子を同定した。我々は放射線照射後の細胞中でSSAT mRNAの上昇が見られることを見出したことから、今回SSAT遺伝子調節領域中の放射線応答エレメントを同定することを目的として5’上流領域について解析をおこなった。まず5’上流域のストレス応答エレメント候補の配列をマーカーとして-2254から段階的に5’側を削った7個のDNA断片をPCRによって作製しLuciferase plasmidにつないだ。これをHela S3細胞に導入し各DNA断片の転写活性化能を調べた結果-81〜-226の間に基本転写因子が存在することが明らかとなった。インヴィボフットプリント法によってこの基本転写因子はSp1認識配列であることが示唆されたため、突然変異導入法及びゲルシフト法によってこれを確認した。ポリアミンアナログによる転写活性化に関与するエレメントが酸化ストレスに関与することが知られているNrf2の認識配列であった事を考慮して、この配列がX線による転写活性化にも関与する可能性をゲルシフト法によって調べた。この配列には定常的にNrf2と考えられる因子が結合しておりX線照射後この因子に新たな因子が結合することが示唆された。これはポリアミンアナログに対する応答と同様であり興味深い。一方SSAT遺伝子周辺にはAlu配列が密集しており転写活性の比較的高い遺伝子であると考えられる。実際多くの組織で明瞭な転写が観測された。基本転写因子がSp1であったこともSSATがハウスキーピング遺伝子であることを示唆する。, 第18回研究発表会}, title = {スペルミジン/スペルミン N1 アセチル転移酵素の遺伝子転写制御領域の解析}, year = {2003} }