@misc{oai:repo.qst.go.jp:00060016, author = {野島, 久美恵 and Vazquez, Marcelo E. and 長岡, 俊治 and 野島 久美恵 and 長岡 俊治}, month = {Oct}, note = {目的)NASAでは長期宇宙滞在をするために脳神経系に対して宇宙放射線がどのように影響を及ぼすかについての研究を重点的に行っている。我々は、宇宙放射線の中でも生物大きな影響を与える高LET放射線が神経細胞に与える影響について放医研HIMACおよびBROOKHAVEN NATIONAL LABORATORYのNASA SPACE RADIATION LABOLATORYから得られる重粒子線を使い、種々の系統のマウス脳初代培養細胞のアポトーシスおよび神経細胞死を指標として高LET放射線のLET依存性および放射線感受性の系統差について検討したので報告する。  方法)マウスは放医研自家生産のC3H,C57BL,B6C3FI,SCID,の4系統を用い、それぞれ生後0〜1日目の仔マウスの大脳より細胞を搾取しトリプシンなどにより単細胞にした後に50万個/wellの割合で培養した。培養開始より5日目に、放医研HIMACでは炭素線、ネオン線、シリコン線、アルゴン線、鉄線を照射し、BNL NSRLでは炭素線、チタニウム線、鉄線を照射した。照射後アポトーシスは12時間後、ニューロンの生存率は3日後に細胞を固定し、免疫組織染色によりそれぞれの測定を行った。  結果)重粒子線は、0.05,01,0.25,0.5,0.75,1,2Gyをそれぞれ照射し線量依存性があるか測定した。アポトーシスは、最大で25~40%くらいで1Gy以上ではプラトーを示す。1Gy以下の低線量において線量依存性に増加した。放射線感受性について系統差を比較したところSCID>C57BL>B6C3FI>C3Hの順であった。照射した重粒子線の種類によっても感受性は異なり、LET依存性を示すことがわかった。神経細胞の生存率による系統差およびLET 依存性も同様の結果であった。, 日本宇宙生物科学会題17回大会}, title = {マウス脳初代培養細胞における神経細胞の高LET放射線感受性}, year = {2003} }