@misc{oai:repo.qst.go.jp:00060005, author = {渡辺, 淳也 and 池平, 博夫 and 小畠, 隆行 and 植田, 琢也 and 田村, 充 and 生駒, 洋子 and 和田, 佑一 and 守屋, 秀繁 and 渡辺 淳也 and 池平 博夫 and 小畠 隆行 and 植田 琢也 and 田村 充 and 生駒 洋子 and 和田 佑一}, month = {Sep}, note = {[目的]イオン性造影剤Gd-DTPAを用いたMRIにより、自家培養軟骨細胞移植(ACI)後の修復軟骨中のグリコサミノグリカン(GAG)濃度の評価を行う。この方法ではGAGが陰性荷電するため、同じく陰性荷電するGd-DTPAを用いて造影することにより、GAG濃度の高い部位においては静電気力による相互作用のため造影効果が減弱することを応用している。 [対象および方法]大腿骨顆部の軟骨損傷に対しACIを施行した9例を対象とし、造影前及び造影後にMRI撮影を行った。MRI装置は1.5Tの臨床機を使用し、Inversion Recovery法にてT1計算画像を作成した。造影前後のR1値の変化量から、健常軟骨及び修復軟骨中に取り込まれた造影剤濃度を求めた。術後約1年で再鏡視を行い、採取した修復軟骨の組織像とMRI所見を比較した。 [結果]修復軟骨では健常軟骨に較べ組織中に取り込まれた造影剤濃度は有意に高く、GAG濃度はより低いものと考えられた。組織像との比較では、GAGを豊富に含む硝子軟骨の割合の低い修復軟骨ほど組織中の造影剤濃度は増加する傾向にあった。 [考察]関節軟骨の機能は、GAGなど気質構成高分子の濃度に大きく依存する。近年、造影MRIを用いて軟骨中のGAG濃度を評価した報告がみられるが、造影後のT1値の差のみを比較するものが主であり、ACI症例のように比較組織のT1値が造影前にも大きく異なる場合には評価は困難であった。本研究では造影前後のR1値の変化量から、軟骨中に取り込まれた造影剤濃度を定量的に測定することにより、ACI症例においてもGAG濃度の評価が可能であった。ACI症例では現在まで有効な非侵襲的評価法がなかったが、本法は術後軟骨熟成度の判断や治療効果の判定において極めて有用な手段となりうるものと思われた。 [結論]イオン性造影剤を用いたMRIにより、非侵襲的に修復軟骨のGAG濃度の評価が可能であった。, 第31回日本磁気共鳴医学会大会}, title = {イオン性造影剤を用いたMRIによる自家培養軟骨細胞移植後の修復軟骨中グリコサミノグリカン濃度の評価}, year = {2003} }