@misc{oai:repo.qst.go.jp:00059981, author = {野島, 久美恵 and 樋野, 興夫 and 野島 久美恵 and 樋野 興夫}, month = {Sep}, note = {〔目的〕国際宇宙ステーションなどによる長期宇宙滞在を行うにあたり、宇宙放射線による発がんのリスクが大きな問題となってくる。本研究では、個体レベルで発がんの研究をリファインされたラット遺伝性腎癌の系を用いて宇宙放射線の中でも生物影響が大きいとされる重粒子線が腎癌の発症にどのような影響をもたらすかについて検討を行ったので報告する。 〔方法〕遺伝性腎癌のモデルラットEkar雄とF344雌を交配し、胎生19日目に、放医研HIMACにより、290MeV/u炭素線と500MeV/u鉄線、比較として200KV,20mAX線(RANTAK HF-320型)をそれぞれ1Gy,2Gy,3Gy照射した。生後8週間目にネンブタール過剰投与により安楽死させ、病理解剖を行い各組織重量の測定および組織標本を作製後、腎腫瘍の数量を測定した。 〔結果〕胎生期に照射されたラットは照射後約2〜3日で出生した。照射線量が大きいもの炭素線3Gyの約半分、鉄線3Gy 全部は、出生後死亡した。生後8週まで生存したラットについて解剖し、臓器重量を比較したところ、線量に依存して減少傾向が見られ、特に体重、腎臓、脳、精巣の減少は顕著であった。 腎腫瘍について、Ekarキャリアーと同定されたラットでは、生後8週でも明らかに線量依存性に腫瘍の数が増加しており、重粒子線の照射によって促進効果が見られることが明らかになった。, 第62回日本癌学会総会}, title = {重粒子線の発癌に及ぼす影響}, year = {2003} }