{"created":"2023-05-15T14:43:42.013862+00:00","id":59821,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"775824d2-44a8-4d54-8f8e-6de6fb29302f"},"_deposit":{"created_by":1,"id":"59821","owners":[1],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"59821"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:repo.qst.go.jp:00059821","sets":["10:29"]},"author_link":["595134","595137","595135","595133","595132","595136","595131"],"item_10005_date_7":{"attribute_name":"発表年月日","attribute_value_mlt":[{"subitem_date_issued_datetime":"2003-06-17","subitem_date_issued_type":"Issued"}]},"item_10005_description_5":{"attribute_name":"抄録","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"【目的】プルトニウム体内摂取事故例におけるキレート剤療法では、初期に高い除去効果が期待できるCa-DTPAを、その後副作用の低いZn-DTPAへ切り替る方法が多いが、初期からZn-DTPAを用いた方法や1日の投与回数を増加した方法も実施されている。しかし、Zn-DTPAの頻回投与の効果に関しては、事故例では他の方法と比較ができないことから判断しにくい。Zn-DTPAの複数回投与の効果は、とくにプルトニウムの体内移動が緩徐である創傷汚染の治療では期待がされる。本研究では、プルトニウム摂取後のZn-DTPAの投与回数を増加させた場合の効果について検討した。\n 【方法】プルトニウムを大腿部の筋肉内投与したWistar ラットを5群にわけ、3群にはプルトニウム投与の反対側の筋肉内に30mmol/kg Zn-DTPAを1日にそれぞれ1回、2回、3回投与し、他の1群には30mmol/kg Ca-DTPAの1回投与した。残り1群は対照群とした。第1日目のDTPA投与はPu投与1時間後から開始し、その後Zn-DTPAは4時間おき投与した。投与期間は3日間とし、24時間おきに糞尿を採取し、4日後に安楽死させ、臓器と血清を採取した。\n 【結果】DTPA投与1日後の糞尿へのPu排泄率は、Ca-DTPA>Zn-DTPA2, 3回投与>Zn-DTPA 1回投与>非治療群の順で高かった。第2, 3日後はZn-DTPA2, 3回投与> Ca-DTPA>Zn-DTPA 1回投与>非治療群であった。3日間の総排泄率は、Zn-DTPA2回投与>Zn-DTPA3回投与=Ca-DTPA1回投与>Zn-DTPA1回投与>>対照群であった。臓器濃度は、肝臓:Zn-DTPA3回投与