@misc{oai:repo.qst.go.jp:00059597, author = {矢追, 毅 and 野島, 久美恵 and 伏木, 信次 and 矢追 毅 and 野島 久美恵 and 伏木 信次}, month = {Sep}, note = {低線量電離放射線の胎生期照射は大脳皮質形成にさまざまな影響を及ぼすが,とりわ け神経細胞移動に対する抑制的影響は胎生期のみならず生後も細胞構築障害として永 らく残ることが明らかとなっている.一方,大脳皮質形成時の神経細胞に対して,低 線量重粒子(炭素)線の胎生期照射が移動抑制ではなく細胞死を引き起こすことも, 我々は既に見出した.しかし放射線照射がそのような影響を及ぼす分子メカニズムの 詳細は不明である.本研究では,RLCS法などの分子生物学的手法を用いて,この 現象に関わる遺伝子を探索することによって,大脳皮質層構造形成過程における細胞 間および細胞内情報伝達に関与する重要遺伝子を同定し,さらに,低線量放射線が胎 生期大脳皮質に与える影響を,これら遺伝子を指標として評価することを目的として いる.これまでに,胎齢14.5日マウス胎仔全脳においてX線0.5?照射群と非照射群の 間で発現変動する遺伝子群を探索し,Rab6遺伝子等を同定した。また,これらのうち 一部遺伝子については,低線量重粒子線(炭素・鉄)照射によっても発現が変動する こと,それら発現変動の線量依存性がX線照射群と重粒子線照射群では異なることを 見出した.以上の知見から,これら遺伝子群の関与する細胞内情報伝達機構は,胎生 期の放射線照射が大脳皮質形成過程にある神経細胞の放射線応答において,重要な役 割を果たす可能性があると考えられる., 日本放射線影響学会第45回大会}, title = {マウス大脳皮質神経細胞移動に低線量放射線照射が与える影響}, year = {2002} }