@misc{oai:repo.qst.go.jp:00059595, author = {野島, 久美恵 and 劉, 翠華 and 長岡, 俊治 and 野島 久美恵 and 劉 翠華 and 長岡 俊治}, month = {Sep}, note = {目的)長期宇宙滞在時の高LET放射線による造血系への影響をC3Hマウスを用いて、HIMACによる重粒子線照射により調べた。 実験方法)8〜10週令C3Hマウス(雄、雌)を用い、HIMACにより高LET放射線の全身照射を行った。照射核種は炭素(290MeV/n, 13keV/u)、ネオン(400 MeV/n, 31 keV/u)、シリコン(490 MeV/n, 55KeV/u)、アルゴン(500 MeV/n, 85keV/u )、鉄(500 MeV/n, 200keV/u)を用い、1Gy、3Gyの線量を照射後、約8日までの造血系機能と脾臓の組織重量変化を経時的に測定した。 結果と考察)脾臓重量の経時変化には核種依存性がほとんど見られず、1Gy照射後1.5日で約60%、3Gy照射後2.5日で約40%まで減少しその後一週間でゆっくり回復した。白血球数は、炭素線では、1Gy照射後1.5日で50%、3Gy照射後30%に減少したが、アルゴン、鉄線では1Gy照射後40%、3Gy照射後で20%まで減少した。骨髄中の単球・顆粒球系造血幹細胞(GMCFU)は、炭素線1Gy照射後1.5日では鉄線より低く約40%まで減少し、3Gy照射後1.5日では鉄線とほぼ同じ5%まで減少した。照射後の回復過程は鉄線の方が早く、7.5日後において、約40%まで回復したのに対し、炭素線では約10%までしか回復しなかった。また、脾臓中の単球・顆粒球系造血幹細胞(GMCFU)も骨髄GMCFUと同様な傾向を示し、鉄線の方が早い回復をしました。また、脾臓GMCFUでは、照射後2.5日までは雌雄差が認められ、雌の方が雄に比べ抵抗性を示した。, 日本放射線影響学会第45回大会}, title = {高LET放射線によるマウス造血系への影響}, year = {2002} }