@misc{oai:repo.qst.go.jp:00059478, author = {府馬, 正一 and 武田, 洋 and 宮本, 霧子 and 柳澤, 啓 and 川端, 善一郎 and 一政, 祐輔 and 府馬 正一 and 武田 洋 and 宮本 霧子 and 柳澤 啓 and 一政 祐輔}, month = {Oct}, note = {生態系は、放射線ばかりでなく他の多種多様な有害因子にも曝露されている。近年、放射線と他の有害因子の生態系影響を比較評価したり、両者の複合影響を評価する必要性が指摘されている。  生態系は多様な生物種から構成され、それらの間には複雑な相互作用が存在する。従って、生態系影響を評価する際には、生態系を構成する個々の生物種に対する直接影響を評価するだけでは不十分で、生物種間相互作用を介した間接影響も考慮して系全体に対する影響を評価する必要がある。  そこで、我々は多種生物で構成されるモデル実験生態系(マイクロコズム)を用いて生態系影響を評価することにした。マイクロコズムとは、制御環境条件下で生物群集を培養した系で、実際の生態系における物理的、化学的、生物的要素と、それらの相互作用を包含した実験系である。  今回は、生産者である鞭毛藻Euglena gracilis Z、消費者である繊毛虫Tetrahymena thermophila B、分解者である細菌Escherichia coli DH5αから構成される水圏微生物マイクロコズムを用いて、γ線と各種有害因子の影響を比較評価した例と、γ線と酸性化の複合影響を調べた例を紹介する。500、1000 Gyのγ線によってE. coliは照射直後に死滅し、T. thermophilaとEu. gracilisはそれぞれ対照よりも細胞数が減少した。このT. thermophilaの減少は、γ線の直接影響ではなく、被食者であるE. coliが死滅したことによる間接影響と考えられる。500、1000 Gyのγ線による影響は、50 kerg/mm2の紫外線、pH3.5酸性化、0.1 mMの銅およびニッケル、0.3 mMのガドリニウム、10 mMのマンガンと同程度であった。また、100 Gyγ線とpH4酸性化の複合影響は相加的であった。, 日本放射線影響学会第44回大会}, title = {モデル実験生態系を用いた環境有害因子の比較・複合影響研究}, year = {2001} }