@misc{oai:repo.qst.go.jp:00059422, author = {山田, 裕 and 中村, 慎吾 and 小木曽, 洋一 and 山田 裕 and 中村 慎吾 and 小木曽 洋一}, month = {Sep}, note = {【目的】可溶性プルトニウムを投与すると、最終的に骨に沈着し、放出されるアルファ線により骨腫瘍が生じることが知られているが、その発生機構については不明なところが多い。今回、プルトニウム誘発マウス骨腫瘍において、ras遺伝子とp53腫瘍抑制遺伝子の突然変異について調べたので報告する。 【方法】クエン酸プルトニウム溶液を腹腔内投与後、生涯飼育されたC3H、C57BLおよびBC3F1雌マウスにおいて骨腫瘍と診断された症例のうち、凍結腫瘍組織標本11試料およびプルトニウム投与マウスの正常大腿骨組織1試料、またホルマリン固定後、ギ酸脱灰処理をしたパラフィン包埋切片標本10試料から、通常のフェノール・クロロフォルム法によりDNAを抽出した。ホットスタート法によるPCRによりp53のexon 5, 6, 7および8と、K-ras、H-rasおよびN-rasの各exon 1, 2をそれぞれ増幅し、SSCP法により突然変異の検出を行った。 【結果】凍結組織標本からのDNAでは、いずれの試料でも増幅されたが、切片標本からのDNAでは、rasのexonの一部とp53のexon のすべてが増幅されず、固定・脱灰処理した切片標本からのDNAのPCR増幅は困難であることがわかった。凍結組織のSSCP解析では、1例でのみp53のexon 7において正常とは異なるバンドが検出され、突然変異を含んでいると考えられた。しかし、残りの標本では、rasとp53共に異常なバンドは検出されなかった。 【結論】プルトニウムにより誘発されるマウス骨腫瘍において、p53およびras遺伝子の突然変異はきわめて希であり、発がん機構との関連は少ないと考えられる。, 日本放射線影響学会第45回大会}, title = {クエン酸プルトニウム注射投与マウスの骨腫瘍における遺伝子突然変異に関する検討}, year = {2002} }