@misc{oai:repo.qst.go.jp:00059409, author = {相澤, 志郎 and 渡辺, 恵子 and 田中, 薫 and 吉田, 和子 and 平林, 容子 and 井上, 達 and 相澤 志郎 and 渡辺 恵子 and 田中 薫 and 吉田 和子 and 平林 容子 and 井上 達}, month = {Sep}, note = {p53ヘテロ欠失マウスは一回照射により高頻度に胸腺リンパ腫を発生し、発生した殆どのリンパ腫からは正常p53遺伝子が欠失(LOH)する。放射線誘発癌における放射線の役割を解析するためには分割照射より一回照射が適当であり、高頻度の正常p53遺伝子の欠失は放射線誘発発がん性変異として位置付けることが可能である。今回は正常p53欠失胸腺細胞が放射線誘発アポトーシス抵抗性になることに着目して、p53ヘテロ欠失マウスからの放射線誘発胸腺リンパ腫発生過程における正常p53欠失胸腺細胞の出現について解析した結果について報告する。[方法]B10.p53+/-マウスに胸腺リンパ腫誘発のための6Gy一回照射を行い、照射後の各時期にマウスを30Gy全身照射、24あるいは30時間後の残存胸腺細胞について解析を行った。[結果]p53ヘテロ欠失マウスから生じた胸腺リンパ腫において正常p53遺伝子の欠失がおこり、正常p53遺伝子を含む染色体の欠失領域は11番染色体全域、あるいはセントロメア側か反対側の領域からなる3グループに大別されることを報告した。正常および変異p53遺伝子両者を検出するプローブを用いてp53遺伝子数をFISH法で測定したところ、調べた胸腺リンパ腫全てにおいて2つ以上存在していた。また、胸腺リンパ腫において染色体数の異常が多数観察されたが、p53遺伝子の存在する11番染色体を各リンパ腫は少なくとも2本保持していた。[考察]p53+/-ヘテロ欠失マウスより一回照射により発生したほとんどの胸腺リンパ腫において正常p53遺伝子の欠失が観察され、この欠失はリンパ腫発生の早期に起こる事象であり、相同組み換えあるいは染色体不分離によって発生するものと考えられた。, 日本放射線影響学会第45回大会}, title = {p53ヘテロ欠失マウスからの放射線誘発胸腺リンパ腫発生過程におけるp53ホモ欠失胸腺細胞の出現の解析}, year = {2002} }