@misc{oai:repo.qst.go.jp:00059395, author = {笠井, 清美 and 前澤, 博 and 小林, 克己 and 宇佐美, 徳子 and 大内, 弘美 and 佐藤, 弘毅 and 笠井 清美 and 前澤 博 and 小林 克己 and 宇佐美 徳子 and 大内 弘美}, month = {Sep}, note = {我々は、リンK殻共鳴内殻電離を生じるエネルギーのX線では通常のX線に比べて致死効果が高いこと、およびほ乳類細胞に生じる染色体切断が、細胞内で修復されにくいことを示すデータを得た。内殻電離による主な細胞内損傷はDNA2重鎖切断である可能性が高い。そこでこのリンK殻内殻電離により生じる主な細胞内損傷がDNA2重鎖切断であるかどうか、またそのDNA2重鎖切断が修復可能であるかどうかを明らかにするため、DNA2重鎖切断修復欠損細胞を用いた解析を行った。 KEK物構研・放射光BL-27AポートにおいてリンK殻共鳴エネルギー(2.153 keV)およびその両側のエネルギー(2.146、2.160 keV)を8種類のほ乳類培養細胞に照射し、コロニー形成法により生残率を測定した。いずれの細胞も、リンK殻共鳴エネルギー(2.153 keV)を照射した場合がもっとも感受性が高く、次いで高エネルギー側(2.160 keV)、低エネルギー側(2.146 keV)の順に抵抗性となった。2.146 keV X線を基準とした場合の生物学的効果比は、野生株(V79, FM3A, L5178Y) および相同組換え修復系を欠損する irs1細胞(XRCC2), irs1SF細胞(XRCC3)で約1.6、非相同結合修復系を欠損するSX9細胞(XRCC7, DNA-PKcs欠損)、SX10細胞(DNA ligase IV欠損)およびM10細胞(XRCC4)で1.4から1.5であり、大きな差は認められなかった。, 日本放射線影響学会第45回大会}, title = {DNA修復欠損突然変異細胞株を用いたリンk核内殻電離によるDNA損傷の解析}, year = {2002} }