@misc{oai:repo.qst.go.jp:00059339, author = {竹安, 明浩 and 小西, 輝昭 and 冨田, 雅典 and 中島, 宏 and 岡庭, 達也 and 松本, 健一 and 安田, 仲宏 and 佐藤, 幸夫 and 古澤, 佳也 and 石澤, 紗智 and 山浦, 晋 and 檜枝, 光太郎 and 竹安 明弘 and 小西 輝昭 and 冨田 雅典 and 中島 宏 and 岡庭 達也 and 松本 健一 and 安田 仲宏 and 佐藤 幸夫 and 古澤 佳也 and 石澤 紗智 and 山浦 晋 and 檜枝 光太郎}, month = {Sep}, note = {重粒子線が細胞核を通過すると、そのトラックに沿ってDNA切断が局在する。この局在したDNA切断を可視化できれば、重粒子線の生物効果誘発機構の解明に有効な手段を提供する。そこで、DNA主鎖切断の3’末端OH基に、TdT(terminal deoxyribotransferase)を用いて、BrdU(bromodeoxyuridine)を結合させ、FITC標識anti-BrdU抗体で免疫蛍光染色し、可視化を試みたので報告する。 スライドグラスに接着させたCV-1細胞(アフリカミドリザル腎由来細胞)に、HIMAC中エネルギー照射室で得られる鉄イオン(水中LET=4,690 keV/_m)を照射した。細胞を固定後、上記の方法でDNA切断端を標識した。核の対比染色には、PI (propidium iodide)を用いた。フルエンス(particles/m2)は、固体飛跡検出用プラスチックCR39で計測し、細胞の平均核面積(3.5×10-10 _m2)あたりに照射されたイオン数を求めた。試料は、共焦点顕微鏡で観察した。 非照射の細胞には、明瞭なFITC蛍光のフォーカスは認められなかったが、照射した細胞の核内には明瞭な蛍光のフォーカスが観察できた。このフォーカスの数は、細胞核あたり照射したイオン数に比例して増加した:イオン数17、32、45に対応して、フォーカス数13、27、45。この比例関係は、今回可視化したフォーカスがイオントラックに沿って誘発されたDNA主鎖切断を可視化していることを示す。今後、今回可視化したフォーカスの形状を計測することによって、イオントラック構造に関する情報を得たり、各種DNA修復酵素のフォーカスとの、空間的時間的な相関関係を調べることによって、in vivo DNA修復に関する情報を取得したい。, 日本放射線影響学会第45回大会}, title = {細胞核内重粒子線トラックの可視化(1) BrdUによるDNA切断端の標識}, year = {2002} }