@misc{oai:repo.qst.go.jp:00059066, author = {柳澤, 啓 and 武田, 洋 and 宮本, 霧子 and 府馬, 正一 and 石井, 伸昌 and 柳澤 啓 and 武田 洋 and 宮本 霧子 and 府馬 正一 and 石井 伸昌}, month = {Jul}, note = {本研究は13Cを使用したトレーサー実験により水中に溶存する重金属が水中で生活する植物あるいは動物プランクトンへの炭素移行に及ぼす影響を比較しようとしたものである。重金属としては毒性や挙動がよく知られている銅を使用した。放射線医学総合研究所温室において培養した藻類を餌として飼育したオオミジンコ( Daphnia Magna )を実験に使用した。4個のビーカーに藻類の培養液を50mlとり3個にCuSO4をCu濃度0.1ppm,0.3ppmおよび0.5ppmになるように添加した。Cuを添加しない他の1個を対照とした。トレーサーとしてNaH13CO220mgおよび生後6日目のオオミジンコ(以下ミジンコ)10匹を各ビーカーに入れて24時間培養した。培養条件は夜10時間、昼14時間3000 luxおよび室温24℃であった。24時間後各ビーカーのミジンコを培養液から取り出し1匹ずつ石英製の燃焼容器に入れて凍結乾燥し13CO2アナライザーEX-130を使用して13C濃度を分析した。培養液中の藻類については遠心分離して燃焼容器にとり同様に分析した。 本実験で得られたミジンコの13C濃度は対照で2.9atom%excessであった。これに対しCuを添加した培養液では0.1ppm:1.1atom%excess, 0.3ppm:0.6atom%excessおよび0.5ppm:0.6atom%excessであった。3者を比較するとCuの添加がそこで生存するミジンコへの13C移行を低下させていることが推察される。培養液から分離したミジンコの餌となる藻類の13C濃度を比較したところ対照で6.7atom%excess、Cu0.1ppm添加:6.5atom%excess, 0.3ppm添加:6.1atom%excessおよび0.5ppm添加した培養液で4.0atom% excessであった。藻類の13C濃度を比較するとCu0.5ppm添加が他の2者よりも低濃度であるのに対し0.1ppmおよび0.3ppm添加が対照と同程度である事からミジンコと比較して藻類への炭素移行はCu添加の影響を受けにくいと考えられる。, 第39回理工学における同位元素・放射線研究発表会}, title = {銅の負荷がミジンコへの炭素移行に及ぼす影響}, year = {2002} }