@article{oai:repo.qst.go.jp:00058913, author = {岡村, 敏充 and 岡村 敏充}, journal = {Clinical Neuroscience}, month = {Jun}, note = {ポジトロン断層撮像法(positron emission tomography;PET)は非侵襲的に生体機能に関する情報を得ることのできる画像化手法の一つであり,PET プローブと呼ばれるポジトロン放出核種で標識した放射性化合物を生体内に投与し,放出される放射線を体外から計測することにより,PET プローブの経時的な動きや体内分布を非侵襲的に知ることができる.さらに,PET により得られた画像に対して動態解析を行うことによって,生体機能を反映するパラメータが得られる.このようにPET は生体内で薬理作用を生じない微量の投与量で非侵襲的な生体機能の評価ができることから,腫瘍の診断や神経精神疾患の病態研究などに広く利用されている. 近年,ドパミン代謝物の排出輸送や向精神薬を含む多くの薬物の脳内移行性にはBBBに発現する様々なトランスポーターが関与していることが明らかとなってきている.さらに,排出トランスポーターの発現や活性の変化には神経変性疾患との関与が報告されつつあることからも,排出トランスポーター機能の非侵襲的な評価は病態解明や病気の診断に重要であると考えられる.本稿では,脳内排出トランスポーターのイメージングについて触れると共に,ヒトへの応用にはまだ至っていないが筆者らが考案した排出トランスポーターを評価するための新規測定法について紹介する.}, title = {Clinical Neuroscience}, year = {2018} }