@article{oai:repo.qst.go.jp:00058910, author = {古場, 裕介 and 奥田, 保男 and 古場 裕介 and 奥田 保男}, journal = {Isotope News}, month = {Dec}, note = {医療現場において放射線を用いた撮影は有用な診断技術として広く普及しているが,放射線を用いた撮影に伴う個々の患者被ばく線量は必ずしも十分に把握されていないのが現状である。IAEA等は特に若年層への撮影や同一の患者に対する繰り返し撮影について,被ばく線量へ注意を払うことを提唱しており,医療被ばくにおける個々の患者の線量管理は重要であると言える。我が国ではCT撮影の被ばく線量を中心に世界的に見ても医療被ばくの線量が高いことが知られているが,実際の医療現場での撮影状況や個々の患者が受ける被ばく線量を把握する体制は確立されていない。特にCT撮影については1回の撮影における被ばく線量が比較的高いことから,その被ばく線量の把握は非常に重要であると言える。  国内の医療分野の学会でも、患者の生涯にわたって医療行為による被ばく線量を把握して、過剰な被ばくを防止する取組みに着手している。また、平成27年6月には国内の関連学会や専門家によって構成される医療被ばく研究情報ネットワーク(Japan Network for Research and Information on Medical Exposure; J-RIME)から我が国初の診断参考レベルが発表され、医療における被ばく線量の評価と最適化に高い関心が示されている。特にCT撮影はその普及率と撮影時の被ばく線量の高さから注目を集めており、各医療機関は自施設の撮影時の線量評価と撮影条件の最適化が求められている。日本国内のCT装置の台数は世界的にも多く、平成22年時点で約13,000台を保有しており[3]、撮影件数は年間で約3,000万件を大きく超えると予想されるが、実際の医療現場での撮影の条件や被ばく線量を把握する体制などは十分に確立していない。このような背景からCT撮影時の被ばく線量の評価手法や管理のためのツールの開発が期待されている。  本稿はこれまでのCT撮影による被ばく線量を評価するWebシステムWAZA-ARIv2の紹介記事等を参考にWAZA-ARIv2の機能について紹介する。}, pages = {10--14}, title = {CT 撮影による被ばく線量を評価するWeb システムWAZA-ARIv2 の機能の紹介}, volume = {760}, year = {2018} }