@article{oai:repo.qst.go.jp:00058772, author = {鎌田, 裕 and 鎌田 裕}, issue = {5}, journal = {RADIOISOTOPES}, month = {May}, note = {核融合は、燃料がほぼ無尽蔵で安全性に優れたエネルギー源である。その研究開発は、黎明期から日本が主導する科学技術であり、JT-60装置での臨界プラズマ条件の達成をはじめ、数々の世界最高性能を樹立してきた。いまでは、要素技術開発の時代を過ぎて、システム統合の時代に入り、日米欧露中韓印の7極が協力して、核融合プラズマ燃焼と統合された核融合炉工学技術の実証を主目的とする国際熱核融合実験炉ITERの機器製作と建設(フランスのサンポール•レ•デュランス)が、2025年の運転開始を目指して進んでいる。ITERに貢献するとともに、ITERを補完して原型炉の姿を決めていくための理工学研究が、日欧協力である「幅広いアプローチ活動」を活用して進んでいる。その一環として、ITERへの貢献と原型炉のための定常高圧力プラズマ制御の実現を主目的とするJT-60SAの建設が茨城県那珂市で、核融合中性子工学研究のためのIFMIF原型加速器の建設が青森県六ヶ所村で開始された。これらの活動では、核融合エネルギー開発を担う若手研究者や技術者の育成も重要な目的のひとつである。そして、これらを踏まえ、原型炉開発の技術基盤構築を進めることを目的に、産学官のオールジャパン体制が構築され、原型炉の概念設計及び研究開発が開始された。}, pages = {181--200}, title = {総説 核融合研究開発の最近の状況}, volume = {66}, year = {2017} }