@article{oai:repo.qst.go.jp:00058602, author = {永津, 弘太郎 and 永津 弘太郎}, journal = {PET用放射性薬剤開発の最新動向}, month = {Nov}, note = {陽電子断層撮影法(以下,PET)が研 究上の1 ツールにとどまらず,がん診断や 脳機能検査などを目的に,日々の臨床現 場で広く利用されていることは周知のとお りである。PET 画像が与える視覚的な情 報は,供与する医療の質を高めるとともに, 受診者が自らの心身状態を把握する大き な助けにもなっていると推測される。  PET 用放射性薬剤について実験室的な 説明が許されるならば,化合物(薬剤)と しての化学・生物学的な性質・挙動と, ポジトロンならびに511 keV の消滅放射 線を放出する,という異なる2つの特性が 同一物質中に内在していると表現できる。 われわれは,前者の特異性によって評価 したい生体機能や疾病を限定し(ターゲッ ティング),後者によって体外からの計測・ 確認(シグナリング)を可能にしている。 互いに独立させることもできる両特性は, 放射性薬剤の分子設計に大きな自由度を 与え,単なる構造上の差異だけでなく,薬 理・薬物動態を意味する機能性分子の構 築に貢献する。そして,この自由度こそが 研究開発上の興味と動機の本質になって いる。}, title = {PET用放射性薬剤開発の最新動向}, year = {2015} }