@article{oai:repo.qst.go.jp:00058520, author = {高畑, 圭輔 and 高畑 圭輔}, issue = {2}, journal = {臨床精神医学}, month = {Mar}, note = {自閉症スペクトラム、頭部外傷、精神遅滞などの精神神経疾患を有しながら、ある特定の分野で極めて高い能力を有する状態をサヴァン症候群と呼ぶ。サヴァン症候群は先天的な要素が大きいと考えられてきたが、1990年代から脳血管障害や神経変性などの要因にともなってサヴァン様能力を獲得した症例が報告されるようになり、現在では後天性サヴァン症候群として区別されている。近年、精神神経疾患をもつ患者の社会適応や教育的観点からサヴァン症候群が大きな注目を集めているが、その臨床像や神経基盤については不明な部分が少なくない。神経心理学の分野においては、脳損傷によって特定の認知機能が代償的に向上するという逆説的機能亢進現象が知られており、サヴァン症候群の背景にある神経基盤の候補の一つと考えられている。本稿では、サヴァン症候群と後天性サヴァン症候群の臨床的特徴および最近の知見について、自経例も交えながら概説する。}, pages = {249--254}, title = {サヴァン症候群 (特集 精神科医が知っておくべき症候群)}, volume = {44}, year = {2015} }