@article{oai:repo.qst.go.jp:00058510, author = {石原, 弘 and 石原 弘}, issue = {5}, journal = {生物工学会誌}, month = {May}, note = {ヒトや家畜の体内から人工放射性物質を除去する,い わゆる放射能体内除染技術は,大気圏核実験で生じたさ まざまな放射性物質が大気から降下して地表に生きるす べての動植物を汚染していた1950年頃から開発が進め られてきた.そして,核実験による核分裂生成物の降下 のピークであった1960年代以降,さまざまな物質や薬 物の体内除染効果が報告されてきた1).さらに,1986年 のチェルノブイリ原発事故によって東欧から中欧そして 北欧にかけての穀倉地帯が広域汚染したため,畜産品の 汚染を低下させることを目的として家畜の体内除染研究 が現在も続けられているように,除染技術の開発の必要 性が消失することはなさそうである.一方,今世紀に入っ てからは欧州を中心として,公衆の健康に影響する可能 性のある環境物質などに対する規制が拡がり,古くから 頻用されてきた物質についても,医薬の安全性向上,農 薬の環境負荷の低減,金属や化学物質の環境拡散の防止, 廃棄物処理の適切化など,現代的な改良が求められるよ うになってきた.このことは,放射能除染技術を使用す る際に,その技術自体による健康影響リスクを幅広く評 価することが求められることを意味している. 本稿では薬学・農学分野での応用の観点から,人畜に おける放射性セシウムの体内動態に基づいて,被ばく軽 減措置の原理と特徴,注意点などを解説する.}, pages = {213--216}, title = {セシウムの人畜における動態と排出促進措置}, volume = {92}, year = {2014} }