@article{oai:repo.qst.go.jp:00058485, author = {中島, 菜花子 and 柴田, 淳史 and 中島 菜花子 and 柴田 淳史}, issue = {1}, journal = {放射線生物研究}, month = {Mar}, note = {重粒子線治療は次世代がん治療法として大きな注目を集めている。従来のX線治療と比べ、炭素線はブラッグピークによる照射領域の特定が厳密であるため、皮膚障害を含めた様々な放射線障害を最小化することが出来る。臨床的な成果が数多く発表される一方で、重粒子線が細胞内のDNAに与える損傷及びその修復機構については未だ多くが解明されていない。放射線照射によって誘発される様々なDNA損傷の中で、最も重篤な損傷としてDNA二本鎖切断 (DNA double strand break: DSB)が知られている。近年の分子生物学研究の発展から、個々の細胞内における一つ一つのDSBを蛍光免疫染色法によって可視化する方法が開発されつつある。その中でもγH2AXアッセイは、DSB周辺部位でリン酸化されるH2AXを蛍光顕微鏡下で検出することにより、放射線誘発DSBを高感度に検出することが出来る。さらに近年、蛍光顕微鏡画像のノイズを除去するデコンボリューション処理技術の発達により、高解像度3次元画像下でDNA損傷応答を解析することが可能となりつつある。本稿では我々の最新の研究成果を基に、高解像度画像によるDSB解析方法について、重粒子誘発DSB修復研究の知見と併せて紹介する。}, pages = {50--63}, title = {高解像度蛍光顕微鏡画像技術を用いた重粒子線照射誘発DNA二本鎖切断の解析}, volume = {49}, year = {2014} }