@article{oai:repo.qst.go.jp:00058196, author = {唐澤, 久美子 and 唐澤 久美子}, issue = {540}, journal = {日経メディカル}, month = {Nov}, note = {放射線は、人類が地球上に現れる以前から自然界に存在している。人体にもカリウム40(k-40)をはじめ、数種類の放射性物質が含まれており、人々は知らず知らずのうちに放射線を浴びている。その量は図1に示す通り、世界平均1人当たり年間2.4mSv(ミリシーベルト:後述)である。  放射線は1895年にレントゲンによって発見されて、良く96年にはベクレルがウラン鉱石を発見している。ほぼ同時期に放射性物質からの放射線による皮膚炎、脱毛、目の障害などが報告されていたにもかかわらず、放射線が体に有害な作用を持つことは広く認識されていなかった。放射線の人体影響が解明されたのは20世紀初頭であり、放射線防護が科学として発達したのは1925年以降である。  現在、放射線は、医学のみならず多くの産業活動で広く利用されており、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)、国際放射線防護委員会(ICRP)、国際原子力機関(IAEA)、世界保健機関(WHO)などで、放射線の安全確保に関する議論が行われている。われわれは、放射線の健康影響に関する正しい知識の上に、放射線の医学応用のメリットを生かしていかなければならない。}, pages = {103--107}, title = {CT検査による被ばくが多い日本}, year = {2012} }